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テーマ:ささやかな幸せ(6740)
カテゴリ:自分を育てる
最近お気に入りの禅語は、「明珠在掌」。 なんだか文字を見るだけで、パァッとそこかしこに光がはじける様に感じます。 明珠とは、透明で曇りのない珠玉のこと。(禅語では、仏性や仏心を明珠になぞらえます。) 掌とは、手のひらのこと。 つまり「あなた自身が尊い宝物を持っている。自分の中の仏性に目覚めて生きよ。」という意味です。 私たちワンネス・セラピーのセラピストは、今目の前に対峙する大切なあなたや、ここに居る自分自身の中に、それぞれの内なる清らかな姿を見出すことからはじめます。 つまり、私自身にもあなた自身にも、その内側に尊い宝物が光っていて、その本来の美しい姿を出すことが大事だと教えられます。 その大事な初心を忘れないためにも、心に「明珠在掌」を刻みたいのかもしれません。 禅語の「明珠在掌」は、↓のような意味になります。 私たちは、自分が持っている美しい宝物に気付かず、外ばかり見てもがいたり、苦しんだり、泣いたりしてはいないでしょうか。でも、だれでも「明珠」、つまり仏の心を持って生まれているのだから、自ら気付いてそれを磨けば、きっと明るい輝きを放つというのがこの禅語です。「明珠」はあなただけの個性や能力と置き換えることもできます。それに気付き、信じて、磨きましょう。 (ふっと心がかるくなる禅の言葉 永井政之監修より) そう、これは自分自身を励ます言葉でもあります。 ついつい流されてしまいそうになるとき、挫けそうになるとき、自分を信じてあげられなく成りそうなとき・・・、この「明珠在掌」を心で唱え、じっと手のひらを見つめていると、そこに気が満ちて、またしっかり磨いてみようと思えるのです。 同じような事を、啓蒙する鈴木秀子氏は、↓の本で次のように述べられています。 「内なる仏性を輝かせる。」 その人の中にあるダイアモンドにあなたの眼差しを注ぎ続けると、中から光が溢れてきます。あなたの眼差しが外側の岩石を通り越して、通路を作ります。すると、その人の内側から光が溢れてきます。 仏教では、一人一人の中に仏性があるといわれます。一人一人の中に神がおわす、といいます。人間は神の命を分け与えられていますから、神の命が一人一人に宿っています。それは宝物であり、光であって、一人一人を内から輝かせています。それが人間の本質です。 一人一人宝石の光を輝かせながら、赤ちゃんは生まれてきます。しかし成長するにつれ自分を守るために、自分の周りに岩石のような殻をつけ始めます。人目を恐れたり、自分を責めたり、もっと良く完璧にと叱咤激励したりしながら岩石の殻を強めていきます。岩石の中には光がありますが、なかなか出てこられません。頑張りなさい、しっかりしなさいというと、ますます殻を硬くします。 こうした現実の中で、あなたの周りの人に生き生きしてもらうためには、その人の良さを慈しみの眼差しでじっと見つめます。岩石を通り越して、その人の中にあるダイアモンドにあなたの眼差しを注ぎ続けると、中から光が溢れてきます。あなたの眼差しが岩石を通り越して、通路を作ってくれるからです。そうすると、その人の内側から光が溢れてきます。 (奇蹟は自分で起こす 幸せになる1ミリの法則 鈴木 秀子氏著より) これは、セラピストとして仕事をするときや、自分自身を見つめるときの眼差し、心持ちが書かれています。 この二つの教えを頂いて、自分がどう私と対峙するのか?自分がどうあなたと対峙するのか?が分かった気がいたします。 私の眼差しの先で、誰かの光が溢れてくれたら、もうそれだけで今日一日を励んだ甲斐があるというもの。 それは、あなただったり、わたしだったり、はたまた知らない方や通りすがりの方だったり・・・・。 そこかしこに明珠の光が溢れるようになったら、この世はなんと美しい世界になることでしょう! 誰にでも必ず隠れている珠鉱脈を探して、今日から発掘を楽しみましょう。 何にもまして尊い宝は、そこここに溢れています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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