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テーマ:ささやかな幸せ(6740)
カテゴリ:自分を育てる
運動会が終わったら、バザーの準備。 バザーが終わったら、クリスマス劇の準備。 まぁちゃんの幼稚園の2学期は、行事がめじろ押しでやってきます。 まぁちゃんが初めての体験の連続を、日々ドキドキわくわくしながらも、園生活を満喫して送ってくれていることが、私にとっても大きな喜び。 「まぁちゃんが、2学期の様々な行事を乗り越えた後、どんなに成長した姿を見せてくれるか?とても楽しみです。」 「初めての大きな行事である運動会が終わった後、まぁちゃんはぐーんと成長しているはずです。私も楽しみにしています。」 これは、幼稚園の先生からの連絡帳に書かれていた言葉。 小さな幼稚園の恩恵を受け、先生と私の毎日の交換日記はすでに2冊目も半ば。 「不安なこと、疑問、日常のこと、どんなことでもお書きください」と言われて始めた4月から、毎日毎日その日思ったことや家庭での表情、疑問や質問、そして感謝の言葉を綴ってきました。 それに対する先生のお答えは、教師歴数十年の蓄積の元に、いつも的確で励まされる素晴らしい言葉が散りばめられています。 改めて読み返してみると、子供の日常を書いていたつもりが、実は親の私が育てて頂いていると思います。 ありがたいなぁ。 初めての子供が初めての体験をするときは、親の私も「親として初めての体験」。 いい親に見られたいとか、良い人に見られたいとか、好かれる人になりたいな等をついつい考えてしまい、ちょっと自意識過剰な私。 そんな自分を抱えつつ、昨夜一人で瞑想内観しているときにすっと与えられたメッセージは、『○○を成功したいと願う自分』に囚われているという事。 今、新しいことにチャレンジするに当たり、『私の理想(ビジョン)を叶えたい』『私の掲げる理想(ビジョン)が天の思し召しにに適ったものならば、必ずそれは実現される』というワンネスの理論を常に心に抱きます。 でもそれと同時に、『成功』の二文字にこだわる自分が心の中に居たことに気付きました。 『事が成る』かどうかは、後からついてくるもの。 成功か失敗か・・・、それに拘っていては、そこに囚われてしまう。 そう気付いて手近にあった本を開くと、次の章に至りました。 『人生に成功も失敗も無いのです。』 どんな人の人生にも、嫌なこと、辛いこと、苦しいことが起こります。「自分が挫折するなどありえない事」と思っていても、思いがけない形で挫折を経験する事があります。しかし、挫折は、決して人生にとってマイナスになるものではありません。むしろ大切な事に気付くきっかけを与えてくれるのです。 私たちの多くは、目に見える「ドゥーイングの世界」を中心に生きています。しかし、ドゥーイングの世界に偏りすぎると、地位や学歴などに固執し、競争ばかりして過ごすことになります。そして、目に見える世界に執着すればするほど、様々な苦しみが起こってきます。 見た目は華やかであっても、根の部分を切り捨てた切花のように、その根底には虚しさがつきまといます。 しかし、人はどん底まで追い詰められ、人生最大の挫折を経験したことで、初めて目に見えない「ビーイングの世界」、つまり本来のありのままの自分や存在というものに気付くことができ、世間体や見栄に囚われていた人生を潔く捨て去ることができるのです。 私は、シスターとして日ごろから多くの方々に接していますが、このように、社会的にも地位が高くドゥーイングの世界ではすべてよく見える人が、大きな苦悩を抱えて相談に見えることがよくあります。そのつどに、人の内面は、表面的なものだけでは想像がつかないものだとつくづく思います。 しかし、目に見える世界と見えないビーイングの世界との結びつきを知り、命が与えられた尊さを自覚すると、みなさん大きく変わられます。本来の人間らしさを取り戻すと言えばいいでしょうか? ですから、表面的には「失敗・挫折」に思えることが、実は「人間復活のためのチャンス」なのです。そして、人間復活のチャンスという方向に発想を変えれば、失敗も、挫折も、困難も、とても意味のあることだとわかります。 自分の人生に起こることは必然であり、無駄なことは何一つありません。そして、人生には余計な回り道というものもありません。嫌なことや苦しいことは、私たちが自分自身を大きくするために引き寄せたものであり、それを乗り越えたときに一回りも二回りも大きく成長できるのです。 「危機こそチャンス」とよく言いますが、まさにその言葉どおりで、自分自身を大きくするためにどんな人にも苦しみがあるのです。失敗こそ、人間が本当に新しく蘇り、大きくなっていくためのステップだと言うことです。 また、難問にぶつかったとたん、それを自分のチャンスと考えてみると、苦しいこともストレスも半減します。苦しみが苦しみでなくなるのです。 人間は、自分に都合のいいことは成功、都合の悪いことは失敗という風に捉えますが、実は成功・失敗という区切りは無くて、すべては、そこから何かを学んで成長するために起こっているのです。自分にとって都合の悪いことが無ければ、本当の意味での知恵を深めることもできるかもしれません。 そして、苦しみをチャンスに変え、成長につなげる上で、欠かせないものがビジョンです。自分が何を望み、どんな方向に行きたいのかの指標があれば、そこに向かうための過程で出逢う困難も、苦しみも、「自分の行くべきところに進むために必要なもの」、まさに危機こそチャンスと捉えることが出来るでしょう。 (あなたはいつも守られている 鈴木秀子氏著より) 苦難も困難も試練も、すべてはチャンス! ビジョンを掲げ、今日もまた歩むことにいたしましょう。 どんな事が目の前に現れようとも、すべては必要なこと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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