カテゴリ:観念重視から事実重視への転換
落語家の立川談四楼氏のお話です。 この話は、森田理論に通じる貴重な話です。 巨大地震や土砂災害に遭う。あおり運転や詐欺にあう。 ガンや交通事故、大惨事、凶悪事件に巻き込まれる。 上司から過大なノルマを与えられて叱咤激励される。 上司の不祥事の責任を取らされる。紛争や戦争に巻き込まれる。 必死に頑張ったのに目的が達成できない。 「どうして自分だけがこんな目に合わなければならないのか。神様は血も涙もないのか」 理不尽に耐えかねて不平不満やグチをこぼすことは誰でも経験があるでしょう。 苦し紛れに一時的な安心を求めて、観念優先で事実を捻じ曲げる、否定する、逃げ出してしまう。その結果楽になるどころか益々葛藤や悩みを深めてしまう。 「矛盾に耐えろ、そこからエネルギーがうまれる」という言葉は、森田でいうと観念で是非善悪の価値批判をするよりも、事実にきちんと向き合いなさい。 受け入れなさいということだと思います。 理不尽な事実を出発点にして、目標や課題を追い求めていきなさい。 これは不安や恐怖に対する森田の考え方と同じです。 立川談志師匠は森田のポイントを理解していた人だと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.06.17 08:03:17
コメント(0) | コメントを書く
[観念重視から事実重視への転換] カテゴリの最新記事
|
|