カテゴリ:観念重視から事実重視への転換
樺沢紫苑氏のお話です。
樺沢さんは「ウィスキープロフェッショナル試験」を受けて合格した。 これはウィスキーのソムリエともいうべき試験です。 2017年現在、今までの合格者はたったの244人という難関試験です。 私が受験したのは第11回目でしたので、第1回からの過去問、全10回分を取り寄せて、全問正解できるように勉強しました。 そこまで過去問を研究しておくと、出題パターンというのが明確に分かります。 「ウィスキープロフェッショナル試験」でいえば、80%は過去問と同じ、またはほぼ同じ問題。 20%は新作、あるいは最近、発売されたウィスキーや最近オープンした蒸留所についての問題です。 ですから、先ずは過去問をパーフェクトに勉強して、追加で最新のウィスキー事情について勉強しておけばほぼ安心。 ということが受験前からわかるわけで、実際に予想通りの形式で、ほぼ予想通りの問題が出題されていました。 受験生にとって「敵を知る」ということは「過去問を解く」ということです。 過去10年分、全問正解できるようにしておく。 過去3年では少なすぎます。過去1年、2年前の類似問題が出されることは滅多にありません。 ところが5年前、6年前の問題は、ほとぼりが冷めているので、同じ問題、あるいは類似した問題が出されることが多いのです。 おそろしいほどの自信になります。 「正しい情報」により、扁桃体を封じ込めるので、過緊張や不安を抑制します。 情報収集、情報量を増やすことが、安心感につながるのです。 「正しい情報を入れるだけで、脳は安心する」ということを覚えておいてください。 森田では先入観、決めつけ、早合点、思い込みは事実を見誤ることが多いと学びました。 現地に出向いて自ら事実確認したものを信じて行動するように心がけたいものです。(いい緊張は能力を2倍にする 樺沢紫苑 文響社 174ページ参照) 尚2013年9月18日に堀紘一氏の東大受験の取り組みの記事があります。 堀氏は樺沢氏以上に過去問の研究をされています。 大学受験や資格試験などを目指している方はぜひご参照ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.06.30 07:10:40
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