カテゴリ:人間関係、不即不離
対人恐怖症の人は他人が怖いという気持ちを持っています。
そんなことはないでしょうといっても実際そうなのです。 レバーが嫌いな人に栄養豊富だからレバニラ炒めを食べなさいと言われても食べることができない。 豚足ほどうまいものはないと言われても、食べられないものは食れないのです。 それと同じようなものです。 そういう人は、基本的にはサンガクハタネズミのように単独行動のほうが性に合っているように思います。 プレイリーハタネズミのように絶えず仲間とワイワイガヤガヤ楽しく付き合うことは、たまにはよいのですが、基本的には居心地が悪いのです。 対人恐怖の人は個人でも楽しく過ごすノウハウをいろいろと蓄積していると思います。 孤独でつまらない人生が待っていると決めつけてしまうのは違うと思います。 心静かに自分を見つめて味わい深い人生を楽しむことができます。 但し人間関係をすべて遮断して仙人のような生き方はできません。 人間は社会的な生き物ですから、社会から完全に孤立してはいけませんし実際は不可能です。 必要最低限の人間関係は維持する必要があります。 人間関係には避けた方がよいものと避けてはいけないものがあります。 それを整理して実行するように心がけることをお勧めします。 人間関係には20対60対20の法則があると言われています。 馬の合う人、馬の合わない人がそれぞれ20%、どちらでもない人が60%という法則です。 馬の合う人は大切に取り扱う人があります。 自分のことが嫌いという人はどうすることもできない。 そういう人との人間関係を修復するのはあきらめた方がよいと思います。 森田理論の不即不離の考え方に立つと、そういう人とは距離を置くしかない。 問題はどちらでもない60%の人とどう付き合うかです。 60%の人を敢えて敵に回してはいけないと思います。 人間関係にはやってはいけないこととやらなければならないことがあります。 これを学習して確実に実行していくと無難な付き合いが可能となります。 一例をあげると、笑顔で挨拶をする。約束したことは確実に実行する。等々。 詳しくは2022年9月13日の投稿記事をご参照ください。 私は対人関係について、5対60対35と読み替えてえています。 馬が合わない人が35%いても楽しく生きていけます。 但し60%の人を敢えて敵に回すと実に95%の人と敵対することになります。 生きづらくなります。とるべき戦略ではありません。 注意すべきはどちらでもない60%の人とどういう人間関係を作り上げていくかにかかっています。 当たり障りのない淡々とした人間関係を作り上げることです。 森田理論の不即不離に加えて、人間関係でやってはいけないこととやらなければならないことの学習が必須となります。そして確実に実行していくことです。 目的は人生を大いに楽しむことです。感謝の気持ちで幕を閉じたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.16 06:32:45
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