普通の人を敢えて敵に回さないコツ
人間関係には20対60対20の法則があると聞きました。ウマが合う人20%、ウマが合わない人20%、どちらでもない人60%の法則のことです。私が注目しているのは60%の人を敢えて敵に回さないようにすることです。私が心掛けていることを整理してみました。1、相手と勝ち負けをかけた権力闘争は控えること。気に入らないことがあっても、自分の方から相手を挑発しない。相手が自分の上げ足をとるようなことをしても、決して相手の挑発には乗らない。自分が勝っても相手が勝っても、人間関係が悪化するからです。相手に痛手を負わせると、相手は悪い噂を周囲に拡散して間違いなく自分を反撃してくると心得る。怨念は一生かかっても取り消せないものと心得ておく。反撃にあうと多勢に無勢で自分の勝ち目はなくなる。孤立してしまうと生きづらくなります。2、集団のなかで自分の居場所を確保するために、みんながアッと驚くような目立つ行動は差し控えること。これは労力とお金がかかるわりには成果がでにくい。むしろ逆効果になるので止めた方がよい。社会のなかであたりまえのことをきちんとこなしていくほうが居場所が確保できる。たとえば、知り合いがいたら、ニコニコ笑顔であいさつをかわす。義理儀礼は社会慣習に従う。葬儀には香典を用意して参列する。助けてもらったらお返しをする。約束はきちんと果たす。金銭的なトラブルを起こさない。深酒をしない。異性関係でトラブルを起こさない。相手のことを非難、否定しないようにする。感情的になって暴言や暴力をふるわない。ウマの合わない人には、必要以上に接近しないようにする。ウマの合う人には、節度を持って付き合うように心がける。ウマの合う人を粗末に扱い、ウマの合わない人に近づきすぎるのはまずい対応です。人間関係に問題を抱えている人ほどその傾向が強くなります。