子どもを持った親は子どもが自立して生きていけるようになるまできちんとサポートしていく必要があります。
身体を成長させる。愛着の形成、好奇心、興味や関心を育てる。
自分の強みや特徴を知る。
困難を乗り越える自立心、自制心、忍耐力、我慢力を育てる。
良好な人間関係の築き方、社会の仕組みやしきたりやルールを教える。
ファイナンスの知識を教える。
手を出してはいけないことと手を出さなければいけないこと、危険なことを教えることなどがあります。
子どもは何も知らないわけですから、親が先頭に立って教えていく必要があります。時にはきちんと叱るということも必要になります。
これは「かくあるべし」押しつけることとは違います。
子ども自身が大ケガをすることが予想されるとき、人様に多大な迷惑をかけることなどは、親は心を鬼にして子どもを真剣に叱らなければいけません。
子どもの時に、しっかりと叱らないと、善悪の判断力が身につかなくなります。
それが大人になって命取りになることもあります。
不祥事を起こして社会から排除されるようなことも起きます。
叱るというのは、「わが子が将来生きていくのに必要な価値観を真剣に伝えること」です。
逆に、𠮟ることはいやだから、子どもに嫌われたくないからといった理由で、わが子の正すべき行為を見逃すのは、愛情不足と言わざるを得ません。
3歳を過ぎた子どもは言葉が分かるようになります。
ごまかす、言い訳を言う、話をそらす、笑いをとるなどの様々な対応方法を持ち合わせるようになります。そこで、より必要になるのが、「親の真剣さ」です。
目を直視してしっかりと叱る必要があります。
注意点は「ここぞ!」という瞬間にスイッチを入れることです。
いつまでもダラダラ叱らないということも大切です。
短く、真剣に叱った後は、「わかりましたか?」、返事は「はい」もしくは「ごめんなさい」、ここで切り替え、すっぱり日常生活に戻ることが大切です。
(モンテッソーリ教育で自信とやる気を伸ばす 藤崎達宏 三笠書房 183ページ)
神経症に陥ると神経症と格闘することばかりで、子どものしつけや教育が放置されてしまうことがあります。これは子供の将来にとって大きな問題です。
集談会で話し合いや子育ての学習をすることが必須と考えますが如何でしょうか。
そのときに森田の考え方が大いに役に立つと考えます。