カテゴリ:感情の法則
生活の発見誌6月号に仕事一筋で頑張ってこられた人の話がありました。
この方は朝6時くらいに仕事場に向かい、夜9時、10時まで仕事をされていたそうです。真面目でとても責任感の強い人だと思いました。 この方は朝5時に起きるのが辛くで「今日はもっと寝ていたい」「さぼりたい」と思うことがあったそうです。 そういうネガティブな気持ちを持ってしまう自分を、なまけ心がでたといって責めていたそうです。もっと意志を強く持たなければと、自分を叱咤激励してきたそうです。そしてうつになったようです。 この方は湧き上がってきた感情に対して、よい感情か悪い感情かの価値判定をしていたと言われています。 「頑張ろう」という感情はよい感情で、「サボろう」という感情は悪い感情である。集談会などに参加して熱心に森田理論を学習されました。 そこで、「サボりたい」「今日は話しかけたくない」「緊張して嫌だ」というようなネガティブな感情をきちんとあるがままに感じるように変えてきたと言われています。 どんなネガティブな感情が湧き上がってきてもそれは自然現象です。 台風、地震、津波、火山の噴火、雷、豪雨などと同じ自然現象です。 これらの自然現象に対しては基本的にはコントロールできません。 できる限りの対策を立てた後は受け入れるしかありません。 あるがままに受け入れて、今できることに手をつけて生きていく以外ありません。 ここで注意したいことは、是非善悪の価値判断をやめることです。 そもそも価値判断をする自分のモノサシは絶対的なものではありません。 また人によって価値判断するモノサシはかなり違います。 さらに時間の経過とともにコロコロと変わっていくものです。 できれば湧きあがってきた感情に対して、一歩距離を取って客観的に眺めてみる。 「今あなたはサボりたいと思っていますね」「もっと寝ていたと思っていますね」 評価することをやめて、第三者的立場から客観的にながめることができるようになると、マイナス感情と敵対することはなくなります。 次に感情と行動、気分と行動は別物と考えることです。 仕事にそんなに支障がなければ、サボっても寝ていても構わないと思います。 休養や気分転換になり、プラスの行動となります。 しかし気分本位な行動をとって後々後悔することが予想されるときは、足をひきずりながらでも行動しなければなりません。 行動は必要なときに、必要に応じて、必要な範囲でできればよいと思います。 そうすれば暇を持て余すことがなくなり、行動してよかったということになります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.21 06:46:41
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