カテゴリ:感情の法則
森田先生は悲しいという感情は、表に出した方がよいと言われています。
人目もはばからず大泣きしてもよい。 森田先生は息子の正一郎君が亡くなり出棺の時は大泣きをされました。 お母さんが亡くなられた時もそうでした。 悲しいときはその気持ちを抑圧しない方がよいということを理解しておられたのだと思います。 私が以前会社で中間管理職をしていたときのことです。 仕事で対人関係のトラブルを抱えていたある女子社員は、相談事を聞いているといつも涙を流して窮状を訴えておりました。 泣いてストレスを発散すると、後は何ごともなかったようにケロッとして仕事をしていました。 涙には不安やストレスのもとになっているマンガンを体外に出すという役割があります。 それが不安やストレスの対策に一役買っていたということだと思います。 一週間に一度感動の映画やテレビドラマを見て涙を流す習慣を作ると精神衛生上とても良いことだと思います。 反対に怒りの感情を安易に吐き出すのは考えものです。 できるだけ耐える、我慢した方が身のためです。 怒りの感情は一山登って頂点に達するのは、6秒から10秒だと言われています。 その後は下降する運命にあります。6秒から10秒間我慢できれば、怒りの感情は鎮静化の方向に向かようになっているのです。 怒りの感情が沸き起こったとき、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10と数を数えるのは如何でしょうか。 そのあと私がよく使う手は、「ちっとトイレにいってきます」といって相手から離れるようにする。森田理論の不即不離の応用です。 これだけである程度は険悪な雰囲気になることを回避できます。 一旦険悪な人間関係に陥ってしまうと、相手は周囲の人に、自分のあることないことを口外するようになります。 その人だけでなく多くの人を敵に回すようになることを忘れてはなりません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.23 06:20:07
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