カテゴリ:観念重視から事実重視への転換
事実が見えてくることのメリットを考えてみました。
私はプロ野球のファンです。 ときどき球場に出かけます。 暑さには閉口しますが、臨場感はテレビでは味わえないものがあります。 観客の声援、ホームランボール、電光掲示板の鮮やかさなどは刺激的です。 普段はテレビ観戦です。しかしたまにテレビ中継されないときがあります。 そんなときはラジオを聞いていますがテレビと違って迫力がない。 そこでインターネットの「スポーツNaVi」を開いてみた。 映像がない。音声がない。情報の伝達が遅い。 情報の入手が遅れる(事実確認が遅れる)ということは、大きなストレスを抱えることになるというのが私の実感です。 野球で判定が紛らわしいときは、監督の要請に応じてビデオ判定がされます。 以前はそんな制度がなかったので、納得できない人は激しい抗議をしていました。 そして勢い余って暴言や暴力行為で退場になる監督、選手もいました。 現在はあらゆる角度からのビデオを見ると一目瞭然です。 事実が分かれば、抗議した監督も納得して判定に従います。 ファンも納得できます。これが事実の力です。 最近は南海地震の注意喚起がテレビ画面に出ています。 これは不安をあおっているだけではないのかと思うのは私だけでしょうか。 地震発生時のアラーム音と「地震です。強い揺れにご注意ください」というアナウンスほど心臓に悪いものはありません。せめて震源域を教えてほしい。 もしこれが事前に予知できれば不安はかなり解消できるのではないでしょうか。 私は不安軽減のためそういう情報サービスに加入しています。 ある程度は不安が解消されているように感じています。 これによると地震予知は大変難しいということがよく分かりました。 しかし全く手がかりがないわけではありません。 地殻変動などを細かく観察していると、かすかな地震の前兆があります。 大地震の後で振り返ってみるとあの現象がそうだったのかというようなものです。 地震予知にはいろんな手法があるようですが、その中でも事前に地殻の変動を捉えることがかなり有効性があるようです。 8月8日に日向灘でM7.1の大地震が起きました。 それに先立って7月30日にM5.3の中規模地震が起きています。 これに誘発される形で今回の日向灘地震が発生したようです。 これで終わればよいのですが、地震の場合は次の大きな地震を呼び寄せます。 これがトリガーとなって、九州から四国、紀伊半島、中部地方を震源域とする南海地震が起きる可能性がにわかに高まってきたのです。 南海地震が誘発されると、30万人以上の人命が失われると想定されています。 私は大丈夫と思っていても、海岸線に近い大型ショッピングモールなどに出かけていると、高台に避難することは難しくなるのです。 現在不安をあおるだけで地震予知の情報はほとんど知らされません。 地震予知が難しいのは分かりますが、わかる範囲で結構ですのでいろんな情報を知らせてほしいのです。 GPSによる地殻変動の様子がほぼ分かっているのでしたら、せめてその情報は流してほしいのです。 その情報を活用するかどうかは個人責任ということでどうでしょうか。 予知機能の精度が低いので専門家だけが情報共有すればよいというのは如何なものでしょうか。 地震発生の予知情報を持っていれば、震度6~7程度の地震に遭遇したとしてもそれなりの覚悟ができます。 無知の状態で大地震に遭遇すると、固まってしまって一歩も動くことができなくなるのではないでしょうか。 ヘルメットをかぶったり机の下に身を隠すこともできなくなる。 特に風呂に入っている時や就寝中の場合は手も足も出なくなります。 事前の準備にも雲泥の差が出てきます。 転倒が予想される家屋から逃げる。家具やテレビや冷蔵庫の固定をする。 食器や酒の瓶類や本箱の整理。棚の上のものや額縁などの片づけ。 自動車の移動。津波に対して避難経路を確保する。生活必需品の持ち出しなど。 できる限りの準備をして、それ以上の災害に巻き込まれた場合は仕方ないとあきらめもつきますが、準備もなしに大災害に巻き込まれることは大きな後悔が残ります。地震対策は身近な人と話し合い情報交換することが大事になると思います。 和歌山県串本の海金剛です。 なおこのブログは、本日で5000投稿の節目を迎えました。 今後ともよろしくお願いいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.08.14 07:06:59
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