カテゴリ:人間関係、不即不離
今日は森田理論に関係のある瀬戸内寂聴さんの言葉をご紹介します。
・私自身の人生を振り返ってみると、「何か」や「誰か」をあてにしたときは、何にもなりませんでした。(人生について) 私の場合は、神経症で苦しいときに、刺激や快楽を求めて憂さ晴らしを考えていた時が最悪の時だったと思います。 やることなすことが、裏目に出て、暇を持て余し、症状をさらに強める結果となった。 小さなことでも自分で考えて、課題や目標を持って生活していた時は幸せだった。 ・私たちは一日一日を、大切に生きていかなくてはいけない。その日その日を、大切に生きていけば、必ず良いことがある。 森田理論を学習して規則正しい生活が大切だということがよく分かった。 その中で創意工夫するようにすれば人生はむなしいなどとは考えなくなる。 楽しみや感動する場面が多くなる。感謝の気持ちも生まれてくる。 ・私は多く傷つき、多く苦しんだ人が好きです。 集談会の中で、神経症に苦しみ、森田理論に出会い、学習を積み重ねて、神経質性格を活かした人生観を確立した人を何人も見てきた。 その人たちから刺激や影響を受けて今の自分があるのだと思います。 ・勉強は食事と同じです。毎日少しずつでもいいから、続けることが大切です。 森田理論学習は勉強したこと、役に立つ話を聴いた後、自分と照らし合わせて、文章にまとめてみることが大切だと思います。 ある程度まとまったら、生活の発見誌に投稿したり、集談会などで体験発表をする。 この効果は、読むだけ、聴くだけと較べると10倍ぐらい差が開くように思います。 ・愛する事は許すこと、自分も許されて生きてる事を忘れないで。 集談会では傾聴、共感、受容という話がよく出ます。 それに加えて相手のことを許すということも大切だと思います。 後から考えて、自分や相手のことを包容力で許してあげたと思う人ほど人間関係は良好です。 ・愛とは、相手を所有することではありません。相手を自由にすることです。 私たちは「かくあるべし」を自分や相手に押し付けることが多い。 自分や相手を意のままにコントロールしたい気持ちが強いのだと思います。 確かに自分の主張や気持ちをはっきりさせることは大事です。 但しそれを打ち出す前に、相手の主張や気持ちを聞いてみることがもっと大事になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.05 06:20:11
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