カテゴリ:行動のポイント
坂東眞理子さんのお話です。
「おかげさま」という言葉があります。 いかがお過ごしですかと聞かれれば、「おかげさまで元気にやっております」と答える。それは、誰か特定の人のおかげという意味ではありません。 自分を取り巻く自然、自分とともに生活している人たち、そして見も知らないたくさんの人たち、すべての人や大自然のおかげで元気に生きることができる。 つまり、人間は生かされているという心が日本人には根付いているのです。 (50代から人生を楽しむ人、後悔する人 PHP) 「おかげさま」という言葉は確かに魔法の言葉だと思います。 これを活用しない手はないと思います。 この言葉を口にするとき不平不満は出てきません。愚痴も出てきません。 寝る前に仏壇の前で「今日も一日大過なく過ごすことができました。これもひとえにご先祖様のおかげです。ありがとうございます」と感謝する習慣があると心穏やかになります。 感謝の気持ちを持つためには、森田先生は恵まれない人や下の人を見なさいと言われています。 また、1週間の内観療法を受けた人は、感謝の気持ちが泉の如く湧きあがってくるそうです。 感謝の反対の言葉はすばり「当たり前」だそうです。 家族がいて当たり前、自分の世話をしてくれるのが当たり前、褒めてもらうのが当たり前、欲しいものがすぐ手に入るのが当たり前、友達がいるのが当たり前、仕事があるのが当たり前、給料や年金をもらうのが当たり前、お金に不自由しないのが当たり前、飽食三昧が当たり前、車があるのが当たり前、クーラーがあるのが当たり前、心身ともに健康であるのが当たり前、ストレスがないのが当たり前などなど。 何でも当たり前だと思っていると「おかげさま」という気持ちは希薄になります。 ときどきは「当たり前」が失われたときのことを想定してみることが大切になります。 そこで提案があります。 「おかげさま」という言葉を口癖にするというのは如何でしょうか。 「おかげさま」という言葉は現実や事実を否定しません。 「ありがたい」と感謝の気持ちを持つことができます。 いつも笑顔で過ごすことができます。 これは「かくあるべし」から、事実本位に近づく方法の一つです。 「おかげさま」と思えないときでも、とにかく形から入るように心がけましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.26 06:29:47
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