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カテゴリ:旅行記:″ヨルダンの風景便り″シリーズ
本日、自宅のドアの鍵が真っ二つに割れました…。正確に言うと、割りました。自分のあまりの力に、自分はサムソンか? と思わずにはおれません…。その上、同じ日にルームメートのアメリちゃんは鍵を落としました。つまり、2人とも自宅の鍵を持っていない…。ヨルダンでは、鍵を内側からかけてロックします。鍵がないと施錠できません。 施錠せずに眠れと?? いやいやそんなことはできません。というわけで、今晩中に何とかしなければいけません。現在、アメリちゃんが錠前(鍵と錠のセット) を買いに行っております。私は自宅で鍵なしの家を預かる役目…。 気を取り直して、5月のお客様がお送りいただいたフィードバックをご紹介します! このお客様にはワディラムの Khaled's Camp のみお手配をさせていただきました。あとはお客様がタクシーなどを乗り継いでご移動になる全くの個人旅行。一体どんな旅だったか、皆さまもお読みくださいませ。
先日、全ての日程を無事に終えて、日本へ帰国いたしました。木村様にはワディラムキャンプのみ手配をお願いしましたが、それとは関係なく、交通面などに関して多くの質問をし、その都度きちんと回答をいただきましたおかげで、出発前の不安がだいぶ和らぎました。フィードバックも兼ねて、この度のヨルダン旅行の感想をお伝えしたと思います。 ジープツアーでは、4時間以上かけて沢山の見所に連れて行ってもらいました。石の橋を登り、岩山を登り、砂漠を歩き、砂の山を登った後にはサーフボードで滑り下りるなんて体験もさせてもらいました。砂漠をハイキング(?)している外国人の一団と出会い、何故か一緒に記念撮影もしました。 サラサラの砂の感触だけでなく、あちこちで岩をよじ登り、高い所からの砂漠の景色も堪能しました。翌朝にはキャンプ場からラム村まで2時間かけてラクダで帰りましたが、刻々と変わる周りの風景や、自由気ままに草を食べなが ら歩くラクダの姿を眺めながら、飽きることのない贅沢なひと時でした。 また、私はアラビア語を勉強中で、まだまだ初心者なのですが、砂の山にアラビア語で自分の名前を書いたところ、ガイドさんが正しく名前を読んでくれました。些細なことで、砂漠ツアーとも関係のないことなのですが、本場の人にきちんと読んでもらえたことが、すごく嬉しかったです。 ただ一つ残念だったことが、天気が悪かったこと。日の入りも日の出も夜空も、見ることが叶いませんでした。夜ご飯時には、テントに雨がぱらつく音も…?!砂漠で雨なんて、ある意味貴重な体験をしたのかもしれませんし、自然が相手なのでどうしようもないのですが、やはり、残念でした。 ワディラム以外には、アンマン市内とぺトラ遺跡はもちろん、ジェラシュ遺跡とウムカイスに行きました。金曜日の昼に見に行ったアルフセインモスク前での礼拝、ウムカイスで遠くにイスラエル・レバノン・シリアを眺めたこと、街の景色、街を行き交う人々の姿、鳴り響くアザーン…そのどれもが、今、自分が憧れの中東・イスラムの国にいることを実感させてくれ、感動に次ぐ感動でした。 実は、ぺトラでも最終日に悪天候に見舞われ、大雨だけでなく大量の雹にまで降ら れる始末…。そのために、ぺトラ遺跡観光は3日間の予定だったのですが、2日間のみとなってしまいました。エドディルも見て、その更にちょっと奥まで行き、一応の一般的ルートは制覇し、犠牲祭壇そばまでも(ロバで)行ったのですが、最終日に「エルハズネを上から見る」「犠牲祭壇まで行く」を予定してたのが、ダメになってしまいました。 日本でも体験したことのない雹を、まさかぺトラで? という気持ちです。これもまた貴重な体験かもしれません。また、帰りのバスからみた、周辺地域の水浸しっぷりは凄まじかったです。「確かに猛烈な雨・雹だったけど、あんな短時間だけなのに、こんなに泥水があふれちゃうの??」と思うほどでした。かと思えば、十数分走った後には、砂漠でカ ラカラの大地が続くという不思議な光景でした。 あと謎だったのが、ワディラム-ぺトラ間での移動のタクシーで、往路復路どちらもが、車を途中で乗り換える羽目になったこと。「俺は行く方向が違う。俺の友達がちょうど(私達の目的地と)同じ方向に行くから、ここで乗り換えだ。ちょっと待とう」って…途中までし か行けないのなら、何故乗せる?荷物とか、運賃とか、心配になりました。 それでもやはり、今回ほど「welcome!」「japan!」と声をかけられた国はありませんでした。目が合えば笑顔を返してくれる人が多く、水や果物、軽食をご馳走してくれたタクシー運転手もいたし、ローカルバスでは少年たちと会話が盛り上がりました。ぺトラからワディラムに向かう際のタクシー運転手は、私達が泊まるキャンプ場のオーナーさんと知り合い(友人?)とのことで携帯で連絡を取ってくれ、予定より30分以上早く着いたにも関わらず、「彼がそうだ!」と運転手が指差す先にはオーナーさんが既に迎えに来ており、すぐにジープツアーを始められました。 憧れ続けた中東イスラムの国、ヨルダンは期待を超えた素敵な国でした。より一層、中東イスラムへの気持ちが強まりました。「ツアーだと私達は興味がない死海も必ず行程に入ってきちゃうし、ワディラ ムは保護区外しか行けないかもしれないし、そもそも自由に好きなように観光したい」という思いから個人手配にしたものの、不安の大きかった旅行ですが、「滞在中、何かあったら木村さんに連絡しよう!」という心の拠り所もあり、とても楽しむことができました。本物のワディラムを満喫できたこと、様々な疑問点を出発前に解決できたことも含め、本当にありがとうございました。
素敵なフィードバックをお送りいただき、ありがとうございました! 個人でのご移動ならではのご苦労もあったようですが、全体的にヨルダンをお楽しみいただけたようで嬉しく思います。ただし天気が悪かったのは残念でした。昨年と今年のヨルダンは天候異変の影響をもろに受けており、降るはずではない季節に雨が降り、降るべき時には雨が降らず…を繰り返しております。 アラビア語を学んでおられるということ、素晴らしいですね! ぜひ頑張って続けていただきたいです。英語に Practice makes it perfect! という表現がありますが、本当に Practice なくしては言語の習得はあり得ませんね…。 これからヨルダンにいらっしゃる方々も、ぜひヨルダンの中東情緒をお楽しみくださいませ。
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最終更新日
2014.06.01 03:20:49
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