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月の砂漠-ヨルダンから

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2017.01.15
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本日のドイツは冷え冷え。先週と同じく道路が凍結する…といわれています。来週はかなり気温が下がりマイナス10度になるとかならないとか…。いよいよやってきました! 冬本番。もうこんな日は家に引きこもって、熱いお茶でもすすりながら半冬眠生活をしたい!

そんな日だからこそ、滞っていたオマーン南部のサラーラ旅行の続きを…。どの写真を見ても青空ですね。ドイツで青空が見れる日はいつの事やら…。

さてさて、意気揚々とサラーラ東部の観光に向かった2日目。http://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201612100000/ ターカ村にサヨナラして、次に行きつくのはサムハラムという観光地。これ、ここに来て初めて知りました。世界遺産に登録されている観光地の一つだったとは。以前のブログでも書きましたが、オマーンはサラーラには「乳香の土地」あるいは「乳香の道」として World Heritage (ユネスコ世界文化遺産) に 2000 年に登録された観光地が4つあります。サムハラムはその4つのうちの1つ。

まずはサムハラムの場所を…。どこかのホームページからお借りました。地図の真ん中にある「Sumhuram」と書かれた部分がそうです。この内陸に切り込んだラグーンの部分は「Khor Rori (ホール・ローリ)」と呼ばれています。ですからこの観光地は、サムハラムともホール・ローリとも呼ばれます。



この遺跡はまだまだ発掘途上なのですが、西暦前2世紀から西暦1世紀の間に特に栄えた港町 (町が実際に廃墟になったのは7世紀頃といわれています) だそうで、乳香の輸出がここから行われていたようです。





遺跡では、バングラデシュからの出稼ぎ労働者がたくさん発掘作業を行っていました。この日の気温は30度。でも夏場よりはずっと作業しやすいのでしょう。埃まみれになりながら働いていました。

さてこのサムハラムですが、遺跡内は車で移動する必要があります。徒歩では移動できない大きさ。入り口で入場料 2 リヤルを払った後はまた車に乗って遺跡内へ入っていきます。何が待ち受けるやら…というドキドキ感。そして、眼前に広がるのがインド洋と美しいラグーン。







遺跡内には小さな博物館もあります。写真の撮影は禁止。冬でもとても暑いオマーン。博物館の冷房がとにかく心地よい。しばしここで休憩します。



博物館の前には、小さな小川が人工的に作られていて水をたたえています。作業員と博物館のスタッフ以外は人っ子一人いないこの観光地…。野鳥や水鳥たちの貴重な住みかともなっています。



小川の際にある木陰に座ってぼけーっと水の流れを眺めているだけでも、すごいリッチな休日。ここでピクニックもできそうです。次回はお弁当を持ってきてここで食べよう! と決意いたしました。木陰でお昼寝も良さげ。思わず居眠りたい気分に駆られながら、いかんいかん! まだまだ東部のメルバットに足を走らせなければ。



ジャーナリストのマリアさんの立ててくれた日程では、サムハラムは午前中に制覇し、さらに東部のミルバットにお昼頃に着く予定。お昼はミルバットの魚市場で取れたてのお魚を調理してもらう、というプランでした。が、ここで思わぬ時間を取って、サムハラムを出たのはすでに13時あたりを過ぎていたような…。採れたてお魚のランチはこの時点であきらめることに。そもそも魚市場はお昼には閉まるそうで。

サムハラムは、サラーラに来られたらぜひ訪れていただきたい観光地です。とにかく美しい。そしてスケールが大きい。とはいえ後日談ですが、乳香博物館に行ったときに、作りがサムハラムとほぼ同じことにあれ? と拍子抜け。サムハラムも乳香博物館も「乳香の地」として世界遺産にまとめて登録されている観光地で、オマーンも力を入れて整備しているところです。どちらも乳香の輸出を行っていた港だったということもあるのでしょうが、酷似した造りの観光地であることは確か。

サムハラムはサラーラ2日目に行ったからこそ感動しましたが、乳香博物館を見た後だったらそれほど感動しなかったかも…? うーーん、まだまだ整備途上の観光地ですから、今後それぞれ多少の独自色を出してほしいものではあります。

さてそんなわけで、次に目指すはミルバットであります。

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最終更新日  2017.01.15 02:43:12
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