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カテゴリ:アラビアンナイトの国―オマーン情報
↓一日一回ポチリと応援よろしくお願いします。↓ 先回のブログで、オマーンで車の事故に遭った話をいたしました。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/202103040000/ 衝突の直後、私は数分間気を失っていました。でも衝突の瞬間にはいろいろなことが頭によぎっていました。「あかん、絶体絶命や! このままオマーンで死ぬんだろうか。母を見送っておいて良かった…(この年に母をガンで亡くしていました)。人生で思い残すことはないはず…」といったもろもろの断片的な回想。 その後はっと目を開けると、もう辺りはすっかり真っ暗になっていて、私の車の周りにガヤガヤとたくさんのオマーン人が集まっています。あちこちから「Sister! Sister!」という呼びかけ。これ、オマーン特有なんですよね。オマーンでは「sister」と呼びかけられることが多い。これはアラビア語を英語に直訳したものだと思われます。アラビア語では特に知らない相手にでも「私の兄弟(اخي)」「私の姉妹(اختي)」という呼びかけを使うことがよくあります。 さて友達は意識がもうろうとしていたのでコミュニケーションが取れなかったのですが、ありがたいことに血は流れていない様子! 「痛い~痛い~」と言っていて可哀そうでしたが、私たち二人とも生きている! この時ほどホッとしたことはありません。 私のほうは海外での事故ということもあり、とにかく証拠写真を収めないと…後から不利にならないためにも写真を撮らなきゃ! ということがまず頭に浮かんでいて、周りに集まったオマーン人たちをかき分け、とにかく写真を撮りました。 ↑こちら私たちに激突してきた車。相手のほうが被害が大きかった…。 オマーン人たちはとても親切で、まぁすごい垣根ができていて皆がそれぞれいろんなことを叫んでいました。「私は大丈夫です! でも私の友達が怪我をしているみたい」と説明。オマーン人たちは助手席のドアを開けようとしますが、ぶつかられた衝撃でドアの形がいびつになっていて開けることができません。結局、みんなで寄ってたかってドアを全て取り外してしまいました。もう事故車で廃車になるほどボコボコでしたが、ドアを取り外されたことにショックを受ける私…(笑)。この時点で保険がどこまでカバーするかなど全く分かっていなかったので、とにかく私の頭の中は混乱状態でした。 そうこうしている間に救急車が到着。自分たちが今どこにいるかもわからないまま、そして車がどうなるかも全く分からないままとにかく救急車に乗り込みます。多分この時点でレンタカー会社には事故の連絡を入れていたはず。 先回の記事でも書きましたが、オマーンではオマーン人と接することはまずありません。オマーンはとにかく出稼ぎ労働者の国。ですからレンタカー会社も電話に出るのはインド人。私はアラブとの付き合い方は分かりますが、インド人との付き合い方はよく分かっていません。このレンタカー会社では、とにかく生意気なインド人が窓口になっているので、イライラすることこの上なし。 友達は一夜入院することになり、夜も遅くなっていましたので、私も病院で一夜を明かすことに。病院では友達の骨には何の異常もなく単なる打撲だと診断されました。担当してくれたのはエジプト人の男性ドクター。ナース(看護士)のことは覚えていませんが、もちろん外国人でした。 ↓これが病室。 ↓病院での食事。夜と朝の分…だったか朝と昼の分だったか…。ちょっと記憶があいまいです。 病院での食事もインド風ですよね? インド人が人口の半分を占めていると思われるオマーンでは、インド料理を食べることのほうが多いのです。 さて、骨には異常がなく単なる打撲と診断された友達。この後オマーン滞在はまだ2-3日ほど残っていましたので、首にコルセットを付けたままの観光。この時点で私が心配だったのは友達のむち打ちのほう。私のほうはバックミラーを確認していたので、衝突されると分かっていました。ですから無意識でしたが、体は瞬間的に衝突に備えていました。でも友達は予期せず突然にものすごい衝撃に遭っていたので、むち打ちの症状が出ることは確実に思えました。 そして日本に帰ってから友達が病院に行ったところ、肩の骨にうっすらとひびが入っていたということ。かなりの痛みがあったようなので、やっぱり! オマーンの病院はやっぱりあてにならない。エジプト人のドクターもあかんやん! この肩の骨のひびは、シートベルトをしていたために起きたようです。衝突の瞬間にシートベルトががっちり働いたため。でも、シートベルトをしていなかったら、フロントガラスを割って外に放り出されていたかもしれません。 さて海外での車の事故…これ、一体どうなるんだろう? と手続きが全く分からない状態でしたが、翌朝に警察署に呼び出されます。レンタカー会社を通しての呼び出しだったのかよく覚えていませんが、多分そのはず。病院からタクシーに乗って警察署に向かいます。ほとんど一睡もしていないし、これからどんな風に物事が進むかも全く分かりませんでしたので、かなり不安でした。でも「火事場のくそ力」という言葉がある通り、こういう時ってもうやるしかないので、なぜかすごい力が湧いてくるんですよね…アドレナリン大放出! 警察署では驚きの事態、さすがここはアラブの国! というシチュエーションに遭遇します。長くなりましたので、いったんここで切りたいと思います。 中東での旅行はやっぱり専用車が安心! 一日一回応援よろしく~↓ 下の「ブログ村」のURLをポチッとクリックしていただけたら、皆さまの応援がランクに反映される仕組みになっています。 ヨルダン・イラン・トルコ・エジプト・イスラエルツアーなど、中近東のツアーのことなら何でも:http://picturesque-jordan.com お気を付けください!!:当方のブログ「月の砂漠―ヨルダンから」および当方のホームページ「Picturesque Levant」(旧名 Picturesque Jordan) は、東京池袋にあるヨルダン料理・アラビア料理のレストランとは何の関係もありませんし、レストランが所有するツアー関係のサイトも当方とは全く関係がありません。混同されないようにご注意ください。当方では、他のサイトの運営者と話し合ってオリジナルのキャッチフレーズや文面やツアーの内容を共有することは一切ございません。当方のホームページまた本ブログ「月の砂漠―ヨルダンから」からの違法転載・不正転載を目にされた方はお知らせくださいませ。https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201908240000/ 資格のない自称「ガイド」にご注意くださいませ!!:https://plaza.rakuten.co.jp/fmtours/diary/201910120000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.03.07 05:55:47
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