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ふー姉さま

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2009年06月12日
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今日・・・ではないのですが、最近生きるということを真剣に考えさせてくれる小説と漫画に出会いました。

「美丘」石田衣良 作 (角川文庫)
「この世界の片隅に 上中下」こうの史代 作 (双葉社)


「美丘」は大学2年生という、これから何でもできる可能性を持った自分と、自分というものをまだ捉えきれず、社会的にもまだ認められない自分の間で揺れている・・・時期にいる男性の語る、恋人<美丘>と過ごした1年とすこしの間の出来事の話です。
冒頭から、恋人を失ってしまった男性の回顧から始まるので、読者はもう行き着く先が分かっている話に引きずりこまれていくわけです。

それでも、この<美丘>の強烈な個性に引っ張られて読み進んでいくと、もうページを捲る手が止められなくなります。
お涙頂戴の闘病物でもなく、お互いに甘えて寄りかかりあう関係でもなく、この恋人たちは真剣に、真っ正直に「自分として生きること」に向き合っていきます。
美丘はいいます「わたしの証人になってね。わたしの生きていたことを証言するの。」

ひとひとりの生を受け止めることは、とても重い。
でもこの語り手の男性はそれを最期までやり遂げます。

読み終えて、またつい始めから読んでしまう・・・そんな作品です。
石田衣良さんの生々しい語り口は、やっぱり実際読んでいただかないと伝わらないので、是非ご一読をおすすめします。


「この世界の片隅に 上中下」の感想はまた後日。
これもまた「生きる」ことにしっかり向き合った作品です。






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最終更新日  2009年06月15日 22時46分28秒
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