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カテゴリ:映画
「ロング・エンゲージメント」A VERY LONG ENGAGEMENT
2004/フランス 昨日観て来ました。 監督:ジャン=ピエール・ジュネ 原作:セバスチャン・ジャプリゾ「長い日曜日」 出演:オドレイ・トトゥ、ギャスパー・ウリエル、ドミニク・ピノン、クロヴィス・コルニャック、マリオン・コディヤール、ドニ・ラブァン、シャンタル・ヌービル、ジャン=ポール・ルーヴ、ジョディ・フォスター なんの予備知識もなく見に行ったのだが、大作だった。『デリカテッセン』、『ロスト・チルドレン』、『アメリ』の監督が十年以上暖めていた原作の映画化だった。 1917年第一次世界大戦下のフランス。ドイツとの戦いの前線の塹壕からはじまる。 ずたずたにぶらさがったキリスト像は、「デリカテッセン」をすぐに思い出させた。 映像の色彩の特異な美しさ、人物像の描き方などこの監督の個性があふれていると思う。内容についてはパンフレッドの中の監督のインタビューにある「あの戦争は歴史的に見てもまさに重大で深刻な事件だし、大変な状況の時代だったけど、同時に、それでも無垢と幻想とが交じり合った雰囲気が支配していた時代だったと思うんだ。」によく集約されていると思う。 謎を一つずつ解いていく旅、その結末が一つ一つ夫々に胸を打つ。 私はマチルド、ティナ、エロディの三人の女性の配役の妙が心に残った。 戦場の生々しさはすごいです。 映画自体に熱情を感じ、自分の衰弱を再認識させられてしまいました。トホホ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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