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2005.04.25
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カテゴリ:映画
ペドロ・アルモドバル監督「バッド・エデュケーション」
 BAD education 2004/スペイン

出演:ガエル・ガルシア・ベルナル、フェレ・マルチネス、ハビエル・カマラ、ダニエル・ヒメネス・カチョ、レオノール・ワトリング


一昨日、観て来ました。
アルモドバル監督は好きなのですが、映画館で見たのはこれが初めてです。
一度映画館で見なくてはと、思っていた監督なのでした。

さてこの映画は、今までみたアルモドバル監督作品とは、違っているように感じました。シリアスで虚無。男性同士のベッドシーンが沢山出てきますが、振り返ると、愛なんてものはないベッドシーンばかりだったと思います。
だから醒めていて、淫らさを感じさせないのかなと。
“究極の愛か、欲望か”という映画のキャッチフレーズは、脚本の込み入った仕掛けと、男性俳優の魅力に眩惑されて、実は感じませんでした。
心をかき乱される映画でしたが、その原因はやはりホモセクシャルの世界を目の前に突き出されたことが、一番大きかったと思います。
パンフによると、構想十余年を経て制作されたアルモドバルの私的映画とあり、
「この作品はいつかは撮らなければならなかった…自分の中から放出してしまう必要があった」というようなことが語られています。
パンフを読んでいると、上映映画ではカットされている部分があるのではないかな?と思われるところもありました。(少年への虐待の部分)
この映画のテーマの一つは“リスクを引き受けること”だそうですが、私は男性俳優陣の魅力がテーマを越えてたかな、と思います。
ということは、時には陳腐さもものともしない、アルモドバルの勝ちですね。













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Last updated  2005.04.25 16:21:15
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