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カテゴリ:映画
WOWOWで、マイケル・ムーアの特集をやっていて、それと一緒に放映されました。
*「アトミック・カフェ」THE ATOMIC CAFE 1982/アメリカ 監督:ケビン・ラファティ、ヒアース・ラファティ、ジェーン・ローダー 音楽:リチャード・バス、デヴィッド・ダナウェイ、リチャード・ウルフ 番組案内●40年代から50年代の冷戦下の米政府による教育映画や、ニュース、関係者の証言などを巧みに編集し、当時の核兵器に関するとんでもない常識を暴く問題作。ムーア監督は、この作品の監督から映画作りの方法を学んだ。 ●40~50年代にアメリカで制作された核の宣伝フィルム(兵隊教育映画、当時のニュース、証言、トルーマン大統領の演説から、漫画、リトル・シーザーのヒット曲「アトミック・ラブ」まで)を集大成し“事実”のみで冷戦下の米国政府核戦略を解明、批判した問題作。 事実のみを引用・編集することによって作られている、この映画の方法と提示される世界、衝撃的で秀作だと思いました。 そしてなんと、この映画の監督ラファティ兄弟は現ブッシュ大統領の従兄弟なのだそうです。「華氏911」撮影に至る伏線がここにあったということですか・・・。 複雑な感慨を覚えます。 この映画に出てくる当時の映像は、ジョン・ダワーの著作(敗北を抱きしめてや容赦なき戦争)を読んでいなければ、もっとショックを受けたでしょう。 免疫ができていたので、冷静に見ることができました。 話がそれますが、このアメリカ人の“ノリ”って、私などには不思議で異質なものに思えます。 前にチョムスキーのビデオを見たときも、その講演会での聴衆の“明るいノリ”のよさに、驚きました。皮肉って言えば、大国で勝者の世界だからこそ生まれるパワーではないかしらなんて。講演の内容には感銘を受けたのですが。 どちらにしてもブッシュ氏は、抵抗勢力を押しのけて再選をはたしたわけです。 この映画から23年、私たちはどこにいるのかどこへ行くのか、定かには見えません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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