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カテゴリ:映画
5/4WOWOWで見た、「シティボーイズミックス~メンタル三兄弟の恋」で、ニコール・キッドマンショーというコントがあり、大竹まことがドッグヴィルのニコールに扮して登場しました。その時の様子から興味を持って見逃していた「ドッグヴィル」をこれまたWOWOWで見てみました。
*「ドッグヴィル」DOGVILE 2003/デンマーク 監督:ラース・フォン・トリアー 出演:ニコール・ギッドマン、ポール・ベタニー、クロエ・セヴィニー、ローレン・バコール、ジェームズ・カーン 番組案内●カンヌ国際映画祭で論議を巻き起こした衝撃作。小村ドッグヴィルに逃げ込んだ女性がたどる運命を、舞台劇のようなセットとN・キッドマンら豪華出演陣で描く。[R-15指定] 長い映画だったが、面白かった。舞台セットのような村とそれを真上から撮るカメラ。ゲームの中で蠢いているような村人たち。 囚われのニコールに、だんだん感情移入してしまう。(今まで見た中で最高のニコール・キッドマンであった。)「砂の女」のような結末になったら、私怒るわよ、とか、思いつつ見ていたら、最後は皆殺しのカタルシスで、私はすっかりすっきりしてしまったのであった。そう納得させるものがあるのであった。 最後のクレジットでデヴィット・ボウイの「ヤングアメリカン」が流れたのが不思議で、ネットで検索したら、この映画はトリアーのアメリカ三部作となる最初の作品ということだった。そして、この最後のカタルシスは、アメリカ映画のカタルシスであることに、気がついたのである。ううむ。 ところで検索してみて、トリアー嫌いがたくさんいることに、今更の様に驚いた。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でも不快感や嫌悪感を持つ人が多かったらしい。 私はその二本しか見ていないのだが、この監督が好きである。 「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は、二度見るのはしんどいものがありますが、「ドッグヴィル」は一度見ただけでは書ききれないものや、確かめたいことなどがあって、後を引きます。 それにしても、最後は気持ちよかった。それはマズイことなのか、たぶんそうであろうけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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