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テーマ:TVで観た映画(3914)
カテゴリ:映画
●たまたまムービープラスを観ていて、冒頭のシーンから心臓をぐいぐいつかまれて、食事の支度も後回し、最後までみてしまった。
『シティ・オブ・ゴッド』2002/ブラジルの映画というだけで詳細がわからなかったので、検索してみたら、監督はフェルナンド・メイレレス。 今公開中の『ナイロビの蜂』の監督でもあったのだ。 シティ・オブ・ゴッド、神の街と呼ばれるスラム街に生きる少年達。 拳銃強盗・ヤク・レイプ・殺人・復讐、チンピラやギャングの抗争に警察官のワイロ。 事実に基づく原作の映画化だという。 主人公は拳銃でなくカメラを持つことで、成長する。 ブラジルのリズムと饒舌な語りがかぶさり、子供たちの暴力が疾走する。 悲惨で残酷なのに、重く暗く描いていない力技。 素晴らしい映画だった。 世界中に衝撃を与えた、評価の高い映画だということも肯ける。 私の中では、「ウエストサイド物語」や「バトルロワイヤル」が完全に後退してしまった。 ブラジルは、サッカーだけでなく映画も凄かったのだ。 ●もうひとつ、たまたまテレビでみて心臓をゆさぶられた映画。 『レイクサイドマダーケース』(2004/フジテレビ)青山真治監督 同じく子供を主題にした映画だが、こちらは日本の現実を見せつけて、恐くて痛い映画だった。 秀作だと思ったが、子供たちの姿の描き方に物足りなさが残った。 普通のテレビ局での放送だったため、カットされていた部分があるかもしれないので、一概にはいえないのだけれど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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