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カテゴリ:読書
第14回中原中也賞受賞 「先端で、さすはさされるわ そらええわ」 ゆさんからお借りして読みました。 *手垢にまみれた言葉、モノやコトを、自分の言葉で名づけていく 意味や価値を付加して超越へと運んでいく 名づけの詩法のようです。 *思わず突っ込みを入れたくなる親しみのある語り口。 *首、手首、足首カットする、コワくなるほどやわらかな目線です。 *性交という言葉を連発する、今風枕絵若者語りあり。 *焚書あり、言葉批判あり。 *自分の肉体にまとわりつくしがらみの紐やリボンや縄を、 ひとつづつはがしていくような、快感とコワさを 覚えます。 *息子と同じ世代の作者に、従来の詩人の詩よりも 共感や感受性のかぶさる部分が多々あって、驚きました。 *文句なく面白い、新しい「詩」の力と息吹きを読ませていただきました。 スゴイデス。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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