カテゴリ:たわごと
音がいい、このアルバムのなんとも言えない不思議な魅力にハマっている。 さるライブの後、ハラが減ったんでギター君と 「焼肉でも食いに行こか」 となり、オトナの不摂生を楽しんだ。 なぜか、ゲシュタルト崩壊のハナシとなり 「音楽にもあるな」 と、盛り上がった。 人間は、見たり聞いたり書いたりして情報をインプットしている。 反復は記憶するがためのメソッドでもある。 しかし、人間の脳は繰り返しインプットに、実は弱い側面を持っているらしい。 たとえば(なんでもいいんですが)・・。 ”ヘヴィーメタル” と見ると、例のヘヴィメタのイメージや思い出が頭に浮かんでくるだろう。 しかし、これを何度も何度も繰りかえし見てると 「 ”ヘヴィーメタル”ってなんやたっけー?」 というような認識力低下が起こる。 この状態をゲシュタルト崩壊と呼ぶ。 悪い例では、1から10までミュージシャンが作品を作っている過程で、ゲシュタルト崩壊が発生したら、客観的評価が出来なくなる(そんときのためにPやエンジニアがいるべきなんですがね、いっしょに崩壊している場合もある。) 仲良し劇団なんかもそう。 中にいる異物の意見や行動は実は、観客の意見や評価を知らずして凝縮している場合があるのに、ゲシュタルト崩壊している大多数のメンバーは不愉快なので、排泄する。 で、「なんでウケへんねやろ??」となる。 いい例もある。 最近では、世紀の大発見は、このゲシュタルト崩壊がもたらしたのではないか、と噂されているらしい。 アイザック・ニュートンも近所の普通のオッサンも”リンゴが木から落ちる”ことは同等に知っていただろう。 しかし、ニュートンはその”ごく当たり前な事象”について、近所の普通のオッサンより、長時間、何度も繰り返し考えたに違いない。 ある時、ゲシュタルト崩壊が起こって、「リンゴは熟したらポトンと木から落ちる」的な常識的な文脈についての認識が薄れて、他の仮説を立てざるをえなくなった、と言うのが一説。 ひとつの事に執着するメリットやデメリットって、あるもんだ。 名盤♪ガウチョは何回聴けば、認識低下するんだろう? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.09.23 02:57:48
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