パンラヤー（妻）はタイ人

昨日は楽天にアクセスできませんでした。

今日は最終回です。

夜中、２時間おきくらいに看護士さんが、血圧・体温・酸素飽和度を測りに来ます。
ノックもせずに入ってきて、いきなり腕を引っ張られるのでびっくりします。
寝られたもんじゃありません。でも、こま切れで寝ました。

翌朝、やっと少し食欲が出てきたので、お粥というか、
「ご飯＋スープ＋魚in どんぶり」を食べました。
食後は妻がリンゴを剥いてくれたのですが、看護士さんから
「果物はまだ食べてはいけません。」
と怒られてしまいました。
実は妻はそのことを聞いていたらしいのですが、
「忘れてましたぁ。」と笑ってごまかしていました。

しばらくすると、チェンマイに長期滞在されているご夫婦がお見舞いに来てくれました。
「どうして私が入院しているのが分かったのですか？」と聞くと
「今日は先日受けた検査の結果を聞きに病院に来たんだけど、samoさんが入院しているって病院の人から聞いたから。」

そうです、タイには個人情報保護なんていう概念はありません。何でもオープンなんです。

検査入院ということでしたが、検査らしい検査もなく、寝ているだけなので、
どうなっているのか確認してくれるよう妻に頼みました。

「今日は担当の医者さんはお休みだそうです。」
（おいおい、今日も泊まりか？明日仕事なんだけど。）

「でも、今こちらに来てくれるように電話しました。」
（呼んじゃうのかよ！それはすごい。）

しばらくすると、昨日診察してくれた先生が現れ、
「肝臓のほうは３週間後に再度検査します。少し体重を落としてくださいね。退院してもいいですよ。」
とニコニコ顔で説明して去っていきました。
何のために入院したんだろ？

早速、家に帰る準備です。妻も昨晩は２時間おきに起こされた形になりましたので、
早く家に帰りたそう。

でも、妻は「友達が迎えに来てくれるので、あと１時間待ってください。」と言い出します。
私が「？？？なんで？タクシー呼んで帰ればいいじゃん。」と言うと、
妻は「今、知り合いのタクシーの運転手さんは、ドイステープに居て、チェンマイ市内にはあと２時間くらいしないと戻ってこないそうです。」と言います。

私：「いや、別に知り合いじゃなくていいから。タクシー呼んで！」
妻：「お友達と一緒に、誕生パーティーに行きましょう。」（人の話、聞いてないし）
私：「？？？何それ？退院したばっかりなんだから、普通は家で寝るでしょう？」
妻：「でも、一緒に行きたいです。」（わがままだし）

まったく、話がかみ合いません。
そうこうしているうちに、昨日大騒ぎした友達（姉妹）登場。
キャッシュレスの手続きをして、ヨロヨロしながら車に乗り込みます。

２０分ほどで、誕生パーティーの会場（普通の家ですが）に到着。

朝お見舞いに来てくれたご夫婦の奥様も来ていて、
「どうしたの？退院したのなら家で寝ていたほうがいいんじゃないの？」
「ええ、私もそう思います。」
「とにかく、ソファーで休んで。。。」
「はい。。。」

横にならせていただいて、パーティーが終わるのを待ちました。
家に帰り、ベッドに横になれたのはその２時間後。

長い一日でした。

妻に悪気はないのでしょうが、きっとそのうち「殺されるぅ！」