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テーマ:タイ(3328)
カテゴリ:タイで働く
イソップ童話
あるところに、一羽のニワトリを飼っている貧しい男がいました。 ある日のこと、このニワトリが金の卵をひとつうみました。 男はビックリして、さけびました。 「これはすごい! 高く売れるぞ!」 ニワトリは次の日も、金の卵をうみました。 また次の日も、また次の日も、毎日一つずつの金の卵をうみました。 おかげで貧しかった男はあたらしい家に住み、おいしいものを食べ、きれいな服を着ることができました。 「おれもずいぶんお金持ちになった。でも、おれよりも大きい家に住み、おれよりも高い服を着ているやつはおおぜいいる。ニワトリがもっとたくさんのたまごをうんでくれればいいのだが。・・・まてよ。あのニワトリの腹の中には金の固まりがあるにちがいない。そうだ、それを取り出せば、おれはもっと金持ちになれるぞ」 男はそう思って、すぐにニワトリのおなかを切り開きました。 でも、金の固まりなど出てきません。 ニワトリは死んでしまい。男はすぐにお金がなくなって、また貧乏になってしまいました。 少し昔、タイの北部に工業団地ができました。 たくさんの日本企業が進出し、たくさんのタイ人を雇用しました。 一次産業以外に目立った産業が無かったその地域では、 決して高い給料ではありませんでしたが、安定した現金収入を得られる人が増えてきました。 その中でも、ある企業に勤めていた人たちは、他の会社より給料が良かったため、 車や家などを購入するためのローンを高く設定することができました。 ある日のこと、その企業に勤めるタイ人は自分の勤務先がタイの企業のなかで 100位内の利益を上げている企業だということを知りました。 「これはすごい! 労働争議を起こせば給料を上げてくれるだろう。」 彼は仲間を集め、会社側に多くの要求を突きつけましたが、交渉は決裂してしまいました。 そのため、労働局が調停に入いることになりました。 今まで、経営者側の話に聞く耳を持たなかった彼らも、 ・製品の出荷急減により顧客の信頼を失いつつあること ・利益を投資に回さないと、ライバル社との競争に負けてしまうこと ・そうなった場合に、会社は事業の継続ができなくなること を知りました。 その時、残っているローンをどうやって払ったらいいのか、彼らは急に心配になりました。 この一ヶ月、会社は労働争議の対応でかなりの痛手を蒙りました。 お腹は切り開かれませんでしたが、回復には時間がかかりそうです。 タイ人と働く ←クリックお願いしま~す♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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