ohana

産直後の訪問を始めてから、１年半くらいが経過して、
今までのことを振り返ってみると、いろいろ思うところがある。

初めの頃は、これは必要だ！と思うことをある程度決めていて、
１回目はこれ、２回目はこれ…といった風に、
どの人にも同じメニューを必ずやっていたのだけど、
せっかく訪問して、１対１でじっくりとできるんだし、
状態もかなり個人差があるので、
最近は個々に合わせてやることも変えている。
必ず必要な、基本メニューみたいなものは
決まっておりますが。

リラックスメニューも、最初は入れてなかったけど
必要だなと思い、途中から入れている。


訪問は現在３回セットなのだけど、それこそ最初の頃は
１回だけのお試しみたいな感じだったこともあった。

でも、やはり１回では意味が無くて…

３回の訪問は、だいたい
１回目が産直後～１週間。
２回目は１週間～２週間くらい。
３回目は２週間～３週間もしくは１ヶ月
という感じが多い。

要するに、
私は産褥期をともに過ごすということになるのだ。

本当に、個人差があるし、その人の性格的なところが
ハッキリと表れる。

産褥期ならではの“産後ハイ”も、
人によってさまざまだ。

共通する不快な症状も、
人によって表現の仕方は違うし、
不快の程度も違う。

皆に共通することなんだけど、
ものすごく個人差があるのだ。

なので、同じメニューを同じやり方ではダメなのである。

同じメニューでも、
いつのタイミングで、
どういう伝え方で、とか、
相手によって微妙に変える必要がある。

この人にはこういう風に伝えた方が響くな、とか、
この人にはリラックスメニューを多めにやったほうがいいとか、

とにかく、相手をよく見ないと。

これが、訪問で最も大切なことなんだと思う。

動き過ぎないように
といくら言ったって、動く人は動く。

もうそれは、性格というか、どうしようもないこと
だったりするのだ。

なので、そういう方には
「ストレッチがやりたいです。」
と言われても、
さりげなくリラックスメニューを多めにしたり…、

もう、からだの方でゆるめることを
多くするよりほか無い。

動きすぎはよくないですよ、
なるべく気をつけて下さいね、
出来るだけ人に頼んで…

と、いくら言っても、たとえ上のお子さんの時に
それで痛い目を見ていたって、

わかっちゃいるけど、やめられない

そうなんだろうと思う。

なので、違ったアプローチでやっていくしかないと思う。

そういう点では、

からだから

というのは、すごくいい。


からだからの方が、入っていきやすいのだ。

なかなか緩まない人も、
３回目くらいになると緩んできたりする。

そうすると、今まで同じことを話していたのに、
すーっと入っていったりするのだ。

おそらく、この一瞬の悦びを糧に
私は訪問を続けているのかも…

看護師の時、あの最悪な勤務状況の中でも
やりがいを感じられていたのは、
こういう一瞬があったからなんだと思う。

人と深いところで通じ合えるというか、
そういうことが嬉しくて、
きっと今も人と関わる仕事をしているんだと思う。

これは、人とだけではなく、
例えば動物だったり、植物だったり…
なにか自分以外のものと、
深いところで通じ合えるその瞬間が
私にとってかけがえのない、
とても意味のあることなんだと思う。

毎回こういったことを感じられるわけではないけれど、
それがあるから、時になにか嫌な事があっても、
また頑張ろうと思えるのだ。

産直後の訪問は、
いろんな意味で大変な部分もあるけれど、
とてもやりがいを感じられる仕事だと思う。

訪問にいった方が、
産後クラスに来てくださったり、
他の場所でお会いできる機会があったりして、
元気な姿を見ることができると本当に嬉しい。

赤ちゃんの成長も親戚かっ?!てくらい嬉しいもんです

このやりがいのある“からだの訪問”に興味がある方は
ぜひ、来月のチャレンジウィークにいらして下さい。
私達が出展しておりますので…。
（毎日はいられないのですが）
詳細はまたこちらでお知らせしていこうと思います。
（cherryさんのブログでチャレンジウィークのことはいろいろかいてあります。）

マザリングベル（家事援助）のシッターさんと
最近は連携がとれるようになってきて、
シッターさんが様子を伝えてくれたりすることで、
より一層内容をその人に合わせられることが
出来るようにもなってきています。

このマザリングベルのシッターというお仕事も、
やりがいのある、素晴らしいものだと思います。

やはり、産褥期をともに過ごす…
寄り添うお仕事だと思うのです。

こちらに関しても、来月のチャレンジウィークで
詳しいことがわかると思いますので、興味のある方は
足を運んでくださいませ。