カテゴリ:映画
この夏、「ブレイブ・ストーリー」、「ゲド戦記」を観ました。
どちらのお話も、我が子たちも私も大好きなお話でしたので、とても期待していました。 でも、これら2つの映画、わが家での感想は「?」と「!」となりました。 なぜブレイブが?でゲドが!なのか。 「ブレイブ」は原作に描かれているハルネラ、人柱、ことに半身の持つ意味はとても大きいと思うんです。 それだからこそのワタルのブレイブ…では? なのに、映画の中ではまったく触れられておらず、「なかったこと」にされている… 外せない要素と当たり前に考えていた私にはそれが腑に落ちない一番の原因です。 同じく重要なエピソードをたくさん切り落としながらも映画の世界に入り込むことが出来た「ゲド」は、切り落とされたエピソードは描いてはいないけど、「あったこと」として映画の中の「今」にちゃんと繋がっていました。原作全体の骨組みを崩さずに壮大なお話の一部分に焦点を当てているといえるかもしれません。 「ブレイブ」は究極の要約により広がりをなくしてしまったけど、「ゲド」は見る側に前後に想像の余地を残してくれたと思います。 原作に入れ込んでしまって、何度も読んだお話が映画になるのは嬉しいことだけど、 思い入れが強い分、疑問が生まれると楽しむことは難しいのかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 2, 2006 01:20:03 PM
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