カテゴリ:ぱぱっとお昼
巷のヴァカンスも終わり、ローマの街にもぼへーっとした人々が徘徊しだすこの時期。 休みボケでしょうか、皆さんなかなかもとの生活に戻るのに時間がかかります。 そんなもんで、あまり期待せずに市場に出かけたら、嬉しいことに無花果を見つけました。 本当の旬の時にしか出会えない幸せ。 無花果・・・花を咲かないふりをして実をつけることからついた名前。本当はこっそりと隠れて咲かせているんですって。 この果物のとろりとした甘みと、プロシュットクルード(生ハム)の組み合わせは本当に美味しい! 塩なしのパンと一緒に、贅沢なお昼。 まだ動物性の凝乳酵素が発見される前、古代ローマ人はこの無花果の葉からとった汁を使ってチーズを作っていたそう。 今は動物性の酵素が一般的なのであまり使いませんが、ローマ近郊ではまだこの伝統を守り続ける人々がいます。 相棒いわく「野獣のにおいがする」動物性のものと比べて、口当たりがさわやかで酸味が強いのが特徴。 全く関係ないかもしれませんが、無花果はイタリア語で「Fico」。 「かっこい~」というのを、「Che fico!」 (なんてficoなの!)と言います。
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Last updated
Aug 22, 2007 06:10:37 PM
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