カテゴリ:オリーブオイル
エキストラバージンオリーブオイルの品質は、酸度、過酸化物などの値を化学的に分析することによって知ることができますが、台所でそんな化学実験をしているわけにもいきませんね。 そこで今日は、皆さんが家庭でできる美味しいオリーブオイルの見分け方です。 注意点は、オリーブオイルのみをテイスティングすること。 他の食べ物とあわせると、オイルそのものの風味が隠れ、感じにくくなってしまいます。 1.グラスにエキストラバージンオイルを少量たらし 紙で蓋をしてしばらく待つ。 もし室温が低いようだったら、グラスを手で包み、少し暖めてあげましょう。 香りが立ち上がりやすくなります。 2.まずは香りを嗅いでみよう。 美味しいオイルの芳香としては: オリーブの実、野草、ハーブ、野菜、アーティチョーク、トマト、アーモンド・・・・など。 好ましくない香り、つまりオイルの欠点とされる芳香は: 油、ビンの臭いなど。 3.次は味見をしてみましょう。 先程感じた香りが、口の中でも感じられるはずです。 そして苦味(アーティチョーク、チコリ・・・)、辛味(白胡椒から唐辛子まで)を楽しみましょう。これらの風味は決してオイルの欠点ではありません。 オイルそのものの香り、風味を楽しんだら、どんなお料理とあわせたら美味しいか、想像してみるのも楽しいですね。 気を付けて味わってあげると、それぞれがなんとも個性的なのが、オリーブオイルの魅力です。 あまりピリピリするオイルが苦手な方は、ボトルの蓋をきっちりと閉め、しばらくおいてあげましょう。時と共に辛味が和らぎますよ。 オリーブオイルをそのままテイスティングするのに抵抗がある人は、塩なしのパン、または茹でたジャガイモにかけてどうぞ。ジャガイモの暖かさがオリーブオイルの芳香を漂わせ、香りをより感じやすくしてくれます。 「エキストラバージンオリーブオイル」として売り出されるオイルは、どれもPanel Testというテストに合格したもの。 エキストラバージンオリーブオイルとしての香りと風味を備えているか、オイルソムリエなど専門家によって吟味されるテストです。 次回のテーマは、「オリーブオイルは揚げ物にぴったり?」です。 どうぞお楽しみに。
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Last updated
Nov 29, 2007 08:17:59 PM
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