『博士の愛した数式』の前後に書かれた短編。
読んでいて心が落ち着く文章です。
日常の中に、ふと、非現実的な要素が入り込む。
とっても、自然に。
表題作の『海』
動物が好きではないけれど、動物のビデオを見て寝るのが習慣になっている弟・・・ぐっすり眠れるから。
「鳴鱗琴<メイリンキン>」という楽器の発明者で唯一の演奏者の弟。
『ガイド』
“題名屋”と名乗る老人と仲良くなる少年。お客さんが持ち込んでくる思い出、体験、記憶に題名をつける仕事。
小川洋子さんは芥川賞選考委員にもなっていて名前は有名だけど、作品は初めて読みました。洗練されたきれいな日本語で、さりげなく読者の心に残る内容ですね。癖になるかも
↓↓↓『博士の愛した数式』