カテゴリ:よしもとばなな
父が知らない女と心中してしまった、という一生消えない傷を負った娘と、それを共有する母。目黒から下北沢に移り、生活していく中で、自分と母の気持ちのズレを感じていく。 冒頭にでてくる、フジ子・ヘミングの下北沢についての言葉、 「なにも考えないで広がるにまかせた雑然とした街のつくりが、ときにとっても美しく見えるのは、鳥が花を食べたり、猫が見事な動きで飛び降りるのと同じ、人の乱雑な汚さのようで、実は人の無意識のきれいな部分のような気がする。 ここを読んだ時点で、私の頭の中は状態になってしまって、ばななの魔法にかけられたみたいに読み進んだのでした。 大野舞さんの装画も素敵です 【内容情報】(「BOOK」データベースより) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.01.10 14:05:42
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