カテゴリ:西加奈子
幼児期に母に買ってもらった雑誌の付録のふくわらい、で遊んだことで人の顔のパーツを自由に動かすことができるようになった主人公鳴木戸定(なるきどさだ) 西加奈子さんだからこそ生まれてきたキャラです、絶対に 仕事で関わる人たちとの言葉のやりとりには、思わず笑ってしまいますが、ふっと悲しくなるのはなぜでしょう・・・ P.S(表紙の絵も本人ですよー) 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 紀行作家の父から、マルキ・ド・サドをもじって名づけられた鳴木戸定。書籍編集者の定は、身なりに無関心、感情を表さずに人付き合いも機械的にこなす。一方で、彼女は、旅先でワニに食べられて死んだ父親の死肉を食べた女として、世間に名を知られていた。ふくわらいが唯一の趣味である彼女は、猪木になりきれなかったロートルプロレスラーのエッセイを担当することになってから、人との距離を少しずつ縮めていく。「作品を書かせたかったら、今すぐ雨を降らせろ!(またはやませろ!)」という作家の無茶な要望に応え、街でナンパされた盲目のイタリア人(と日本人のハーフ)の男性に処女を捧げる定の、何物にも汚されない真っ直ぐな姿を描くエンタメ小説の傑作。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012.09.25 21:53:55
コメント(0) | コメントを書く
[西加奈子] カテゴリの最新記事
|
|