カステラ好きのお父さんが亡くなるときの話で、家族や友人の名前が実名で書かれています。
おととしの暮に危篤状態になり、12月10日に亡くなったけど、それを伏せてコンサート活動をしていたさださんその年の大晦日に国技館でカウントダウンコンサートがあり、私はまさにその会場にいたのです、「あけましておめでとうございまーす。」とさださんは叫んでいました。さすがプロですね
「この親にしてこの子あり」といった、コンサートでも披露したエピソードもたくさんあって、武骨なお父さんの人柄が偲ばれます
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
若き父の記憶は、カステラの香りとともに、故郷の風景を連れてやってくるー。作家・さだまさし、初の自伝的実名小説。