古典落語みたいな短編が1話完結で6話収録されてます。日本の各地に伝えられている古い風習や言い伝えなどをさだまさし風に幻想的に描いています。
最初はちょっとした好奇心で始まり、その行動力で日本中へ行って地元の祭りや行事に参加してしまう、さだまさしのような人が自身の体験を通して日本の不思議を探し出していく物語
ですが、文章が起承転結式で落語みたいにオチがあって、読んでいてとても心地よかったです
良え子にしとかんと、はかぼんさんが来るえ......京都の旧家で行われる謎の儀式を描く表題作ほか、この国に古来満ちていた「不思議」を描く著者初の幻想小説集。