そのワクチンを接種すると性格が変えられるという
現実的ではないけれど、それで人生が変わって幸せになれるとしたらどうだろうか
面白いのは、日本人とフランス人の考えの違いが書かれているところ
日本人は自分の性格を変えれば、思いどうりの人生が描けると思う。一方フランス人は自分の性格は変えたくないが周りの人の性格を変えたいと思う。
つまり、自分を好きになれず生きにくい日本人と、周りの人の性格が変われば自分が生きやすくなるというフランス人
20代だった人が40代になって、ワクチンの効果が切れて、人生を振り返ったとき、本当の自分を肯定できるのかもしれない
【楽天ブックスならいつでも送料無料】ワクチンX [ 桂望実 ]
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
仕事の成功、円満な家庭ーただ、幸せになりたいだけだった。加藤翔子は、20年前にワクチン製造会社・ブリッジを起こし、会社は大きな成長を遂げた。ブリッジが製造する“ワクチン”は、「人生を変えたい」と願う人間にとって必需品だったが、ある日突然、原材料が死に始める。原因は不明。ワクチンの効果は20年で切れるため、このままだと接種者がパニックに陥る可能性がある。だれよりもそれを恐れたのは、ワクチン接種第一号である翔子だった…。成功とは何か、幸福とは何か価値観をゆさぶる感動傑作。