誰にも「老い」はやってくる。
それは、ビートたけしにも。
独特のユーモアで自身の老いを認めつつ、
歯に衣着せぬ毒舌で世間にものを言う。
大して意味のない
語りが
とても痛快です。
「芸人という定年のない仕事でよかった、
死ぬまで現役だから」
死刑廃止論者である理由は、
「
命の重みがわからないヤツに、死刑は意味がない」
安倍政権については、
「これだけスキャンダルが出てきても
のらりくらりと切り抜けてかえって盤石になった。
世間の方も感覚が麻痺してしまって、まあこんなもんか、
ってお目こぼしになる。これは政治版
ビートたけし方式だ」
小泉進次郎人気についてもバッサリ
「
人気は未来永劫、と勘違いしている」
この本が出た時点では「桜を見る会」問題も
「進次郎の人気急落」もなかったことなので、
1年くらい前に買って放っておいた本を
今読んでビックリしています。
「さみしさ」の研究 (小学館新書) [ ビート たけし ]