カテゴリ:新書
図書館が休館しているので新書を購入しました。
題名からして非行を起こす少年たちは 知的レベルが低いとうい内容かな? と想像しながら読んでいくと、 やはり「知的障害」や「発達障害」を抱えていて、 虐待を受けている場合もあるそうです。 個人的な考察ですが、 今の子供たちに「知的障害」や「発達障害」が多い、 ということではなくて、 昔もこういう子供はいたと思います。 いまだから立派な病名が付けられて、 精神科医やカウンセラーが指導するけど、 寛容性がなくなった日本社会全体の問題だと思うのです。 (子供の声がうるさい、とか) 幼児時代に、親や兄弟や近所の子供ととたくさん遊んで、 室内では、積み木やブロック、折り紙やお絵かき、 屋外では、公園や広場で追いかけっこ、ボール遊びなど、 していれば、1年生で落ちこぼれになることは少ないと思います。 小学校1年生で黒板の字が写せない、漢字の形が 分からない、繰り上がりの計算ができないような 子供が2年生になって九九ができるはずがない。 いくら熱心な先生がいたとしても、 大勢の児童を抱えていて、 個別に指導している余裕もない。 これが日本の学校教育の現状です。 小学校1年生の問題が解決されれば、 著者が言うように犯罪者を納税者にすることが できると思います。 教育費を削ることで少年院や刑務所の経費を増やしているのです。 一年に一人300万円かかるそうです。すべて税金です。 日本の子供たちのために 税金の使い道を考えてもらいたいです。 ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書) [ 宮口 幸治 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.03.27 21:33:33
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