カテゴリ:新書
現役の医師が書いた割には
素人にも読みやすい本です。 特に巻末の西浦博先生との対談が、 二人の性格の違いがはっきり表れていて 笑ってしまうほど面白い。 尾身先生の裏話なんかもあります。 岩田 1971年生まれ 西浦 1977年生まれ 見た目の貫禄からも、対談の内容や話し方からも 絶対に西浦先生の方が年上だと思っていた。 岩田先生は新型コロナの第2波は 第1波より小さくなると予想していた。 ところが期待は裏切られ、 7月末頃から8月にかけて、 第2波の方が感染者が増加した。 なぜか 「政府に期待しすぎたからです」 つまり、ダイヤモンドプリンセス号からも、 第1波からも何も学ばず、 政策に活かせなかったことが原因なのです。 そういえば、その頃、 安倍さんは会見も開かず 何もしていなかったな~ そして、政権を放り出した。 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」 のが日本政府や官僚の体質で、 過去の新型インフルエンザの経験も活かされていない。 第1波の時に、死者が少なかったのは 日本だけでなくアジア全体だ。 最近のヨーロッパの研究で分かったのは、 昨年12月に中国武漢で新型コロナ感染が広がった時に すでに、ヨーロッパでも水面下で感染が広がっていた。 アジア諸国は中国と近いので 早く対応したが、 ヨーロッパでは感染者の把握が遅れて 拡大してしまったらしい。 アジアより早くウイルスが入ってきたのではないか、 という研究もあるそうです。 岩田先生いわく、感染症の防御、流行の抑止に 効果が高いのは「感染経路の遮断」です。 状況を判断して、 人と人との距離を空けること、 集団の中ではマスクを着けること、 それでも、100%は防げない。 場合によってはロックダウンも必要。 PCR検査について
第2波より感染者数は拡大してしまった。 菅さんにはあまり期待していなかったけど、 安倍さんと同じで何もしない人でした。 丁寧に考える新型コロナ (光文社新書) [ 岩田健太郎 ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.12.15 16:42:54
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