なぜ、日本の官僚はこんなに腐敗してしまったのか?
そして、閣僚をはじめ政治家も「同じ穴のムジナ」だった。
今コロナ禍で、庶民感覚とかけ離れた
官僚の接待問題が明らかになってきた。
一流大学を卒業して難関な国家公務員試験を突破して、
国民のために優秀な頭脳を駆使して仕事をすべき人たちが・・・
公務員試験の受験者が減っている、
公務員になっても3年くらいで辞めてしまう、
という理由がよく分かる本です。
退職後の天下り先を確保するために
あまり必要性がない外郭団体を作ったり、
民間企業に仕事を回す見返りに
退職後の天下りポストを作らせたり。
そのためには新人の国会議員のために
朝ごはん付き研修会を開いて、
自分たちの利権を守るため洗脳し、
官僚の味方にしてしまう。
公文書改ざん問題が発覚した後は、
法律を改正して、課長の判断で
公文書を作成するか否かを決定できることにしてしまった。
つまり、都合の悪い文書は最初から作成しないし、保管もしない。
国民が知ることもなく闇に葬られるということだ。
これは与党政治家にとってもおいしい良いことなので、
法律改正に反対するはずもない。
官僚と政治家は持ちつ持たれつの関係なのだ。
これを変えるためには、
主権者である国民は選挙に行くこと。
日本を壊した霞が関の弱い人たち 新・官僚の責任 [ 古賀 茂明 ]