銀行員で腐女子の由嘉里が、
歌舞伎町でキャバ嬢のライと出会い、
一緒に生活することになる。
ホストのアサヒや
小説家のユキとゆるい関係が出来る。
オタクで2次元の世界しか知らず、
なんとなく婚活しようかな、
と思っていた由嘉里が知らなかった世界。
まるでコントを見ているような
由嘉里の一人称が語りが心地よかった。
「人が人によって変えられるのは45度まで。90度、180度ねじれたら、人は折れる」
というユキの言葉が印象的だった。
自分の意見を押し付けず、
相手を認め、話を聞いて、
必要な時には寄り添ってくれる人間関係は理想的だな。
ミーツ・ザ・ワールド [ 金原 ひとみ ]