歩荷(ぼっか)という仕事を初めて知った。
富士登山の強力と似ている。
「ひと」で舞台になった商店街がでてくる。
東京にしては人間関係が暖かそうな場所。
小学生で両親を亡くした瞬一は
高校卒業したら田舎にいないで都会へ出ろと
祖父に言われアパートで一人暮らしをしながらアルバイトで働く。
祖父の気持ちも分かるが、
就職先も決めずにただ東京で暮らすなんて無茶だよ。
今回も貧困日本が垣間見える。
コンビニの店員はコンビニのおにぎりや弁当は買わない、
スーパーの方が安いから。
外食は月一回の贅沢。
電車賃を節約するため一駅歩く。
でも心は豊か。
まち [ 小野寺史宣 ]