2回目の輸血(発症から96日)
今日は先生から電話があった。状態は悪くないけど、血液検査で貧血がひどいらしい。胃潰瘍などで出血している可能性があるとのことで、輸血をするという連絡だった。以前もシャント術のときだったか、一度貧血がひどくて輸血している。あんまり輸血はしたくないけど、体のことを思うとやっぱりしておいたほうがいい。夜、会いに行ったら、まだ輸血中だったけど、お父さんの様子はいたって良好。表情いいし、胃潰瘍じゃないような気がする。この病気の人は、ストレスが大きいので胃潰瘍などになることもよくあるらしいけど。今日は、震えながらも右手を上げて何か自分でしようとしてる。それに、私の顔をじっとみて口を動かしている。お父さんが分かるんじゃないか、と思って、また昔の話をいろいろ話した。思い出してほしかったんだけど、記憶がどれくらいあるのか、私の話がどれくらい理解できるのか、わからないんだよね……。胃潰瘍の可能性があるので、食事は抜き……かわいそー。でも、そのおかげで嘔吐の心配がないので、私が会いに行った遅い時間に、看護師さんと一緒に歯磨きをさせてもらった。お父さん、ちゃんと口開けててくれる。今日は、あまじお味の歯磨きにした。私も家で試したけど、歯磨きらしいけど少し甘みがあって結構気持ちがいい。今日のお父さんの様子は、一番、覚醒レベルが高かった11月下旬に近い。よーし、これからもっと良くなる!