格差社会の何が問題だと思いますか?
「格差社会」は、一般的には所得格差とか資産格差など経済格差のことを言うようだ。バブル期からバブル崩壊後に日本が格差社会に突入したとか・・・昔は、国民総中流意識だったのが、今じゃ、上と下の差がどんどん開きつつあるとか・・・そうかもしれません。でも、それは「経済格差」であって、それを「格差社会」なんて言うと誤解を招く、今の時代の問題を完全に勘違いしてしまうんじゃないか、私としては思うのです。飢餓で死んでいく子どもたちがたくさんいる国なら、経済格差は深刻な問題だと思う。でも、今の日本で飢餓で死んでいく人はいないと思う。いるとすればそれは経済じゃなく、別の問題が潜んでいる。経済格差を問題視するなら、もっとたいへんな国、生きるのに必要な食料を得る権利すら保障されていない国と日本との格差はどうなるの?きちんと食べて、義務教育を受けて、生きていくことができたら、経済格差なんて、取るに足らないことじゃないか、と思う。私の意見は極論でしょうか?ほかにも格差はいっぱいあるじゃない。容貌とかスタイルとか、能力とか性格とか。そういうのに格差があるのはいいんでしょうか?あるいは、そういうの全部、良くないのでしょうか?格差があってはいけないのはなぜでしょうか?別に格差があってもいいんじゃないんですか?格差をなくすことなんて永遠に無理だと思う。経済格差の良し悪しを論じること自体が、論点がずれている、と私は思うのです。だって、格差のついた社会の下層にいる人たちは不幸なんでしょうか?別に不幸じゃないと思うんです。幸せか不幸かは人の心の中に生まれるもので、お金の有無じゃ決まらない。ちなみに、うちの家は生活は質素です。食べるものも結構、安いものが好きだし。高いもの食べると何だか胃腸の調子が悪くなったりして・・(笑)お金がかかる旅行などもほとんど行ったことありません。子どもたちは、ディズニーランドもUSJも、近くのエキスポランドすら家族で行っていない。それでも別に不幸だとはこれっぽっちも思ってない。今、日本で一番深刻な問題は、経済格差じゃなくて、心の格差だと思う。心のレベルが低い人が増えている感じがする。いろんなことを他人のせいにして、怒り、攻撃的になり、本当に暴力をふるったり、言葉の暴力で人を傷つけたり。それから、必要以上に傷つく人も多い。自分がかわいくて完璧を求める。気に入らないことを言われたらものすごく傷つく。そして相手を悪者にする。自分が変われば環境が変わるのに、謙虚さがなくて傲慢で、すべて自分が招いていることなのに、それに気がつかない。そんなこと、そこらじゅうにあふれている。そういう意味で、心の格差が大きく広がっているように思う。心のレベルが低い人を何とか救わないといけない、って思うのです。でないと心の格差社会の上層部も下層部も関係なく、みんな悪いものにエネルギー吸い取られて総倒れになってしまう・・・たぶんたくさんのご家庭でもそうだと思う。なんだかんだといっても幸せだって思えるような家庭生活を守っていらっしゃると思う。そういうプチ幸せを感じる心。たくさんの人が持っていると思うのです。そしてそういう心があれば、経済格差なんて、容貌の格差とさほど変わらないことだと思うのですけど、今の日本では。それより、心のレベルが低くて攻撃的な人の犠牲になることのほうがよっぽど怖い。暴力とか飲酒運転とか、無差別殺人とか・・・こんなこと書いたら、批判いっぱい浴びそう・・・でもこれ、今すごく私の中で大事なことなんです。反対意見欲しいくらい。批判してもらったら、自分の考えが深まるから。