四つ葉のふくろう

　福島に出張へ。新幹線が走ってないので上野駅から「スーパーひたち」に乗りました。スーパーひたちとは、常磐線の特急電車っていうのかなあ。東京の上野から、千葉県の松戸、柏などを通り、茨城も越え、福島までつながっている電車です。

　このスーパーひたち。お昼時にお弁当を売りに来た売り子のおばちゃんは、なんかの紙の切れ端のようなものに、客の欲しい弁当を手書きでメモしていました。今どき手書きかい！　当たり前ですが新幹線とは大違いですね。
　
　おまけに「コーヒーください」と言ったら、おばちゃんはすごい焦り「今はダメ！　もうこっちは大変なんだから！」と何が大変なのかよくわからないのですが、とにかくコーヒーはおあずけになりました。なかなか楽しかったです。
　
　帰りの福島は寒かった。
「寒い寒い、あと１分で電車が来ないと凍死する」とかアホなことをカメラマンに言ったら、なぜかカメラマンは「おしくらまんじゅう」の要領で、突然体当たりしてきました。「ヒー！！！」と逃げ回っていたら、どこまでも追いかけてきて、何度も体当たりされました。ぎゃあぎゃあ騒ぎ、やめろー！！とか叫んでいたら、とりあえず体はあったかくなりました。
　車内では２人ともかなり元気で「今まで会った嫌な芸能人」シリーズで大盛り上がり。あ、わたしは幸いいないんですけどね。カメラマンはすんごいいっぱいいてうけました。彼は平静は保つらしいですけど、眼光鋭くなるらしく、キッっと無意識に睨んで対抗するようです（笑）

　にしても一緒に仕事をする人は、慣れている人の方が楽しく仕事ができるものです。こんな仕事をしているくせに人見知りが激しいので、仲のよい人と組む方がありがたいです。
　カメラマンは、10歳以上など歳の離れた人も多いのですが、皆、精神年齢が若い気がします。なかなかステキな大人達です。
　明日は、和歌山。こちらも仲よくしてくれる歳の離れたカメラマンとのお仕事。楽しみです。彼は大阪に住んでいます。写真週刊誌のお仕事をメインにやっていますが、張り込み話とか自分は体験したことのない話を聞かせてくれます。毒物カレー事件の林真須美被告を「今までいろんなヤツを見てきたけど、あいつはホンモノのワルやで！」などと話をしてくれます。ざっくばらんな感じがまたGOOD。逆立ちしてビール瓶一気飲みができるすごい特技を持っています（笑）。

　って書くといかにも楽しい仕事のようですが、終わってからが地獄…（泣）。びぇーん。