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テーマ:スローライフ(924)
カテゴリ:昔の体験でしあわせ
周りの誰もが持っている。そのぐらい日常生活の一部になっているモノがないとき……。買うか、我慢するか。
たとえばテレビ。日常生活の一部も一部。あんまり見ない人も、ニュース番組ぐらいは見ることは多いですよね。 わたしは小学校の頃、2年生から5年生までテレビがなかったのです!!!! 小さい頃はありましたが、忘れもしない小学2年のとある日、「怪物くん」というアニメを見ていたら、突然プチっと画面が真っ暗になり…。壊れました。 すると親が「テレビなんてもういらないわ」と……。買ってくれませんでした。ロスオリンピックが始まるまで3年以上テレビがありませんでした。 その頃にテレビがないというのは……けっこう大変なのです。なにがって、友達の会話にまったくついていけないわけです。 だいたい朝学校に行くと、まず話題になるのが「昨日のテレビの話」。わたしはそれについていけませんでした。 当時、「オレたちひょうきん族」が流行り、その話題でもちきりでしたが、わたしは「8時だよ全員集合」で“テレビ歴”が止まってました(笑)。ちょうど、みんなの興味が「8時~」から「ひょうきん族」に移っている時期に、うちのテレビはぶっ壊れたので、なんの番組かさっぱりわからないのです。 でもだんだん慣れました。次第に、どんな番組かみんなの話から想像するようになりました(笑)。「○○がバケツで水をかけられてザンゲした」と聞けば、頭のなかで「ザンゲのセットはどんな色や形だろう?」とゼロから組み立てて想像しました(笑) で、テレビのない生活。 体験した結果、テレビはあえて必要ないものだとわかりました。 小学校5年で我が家に再びテレビが復活したとき、あんなに欲しかったテレビなのに、なにをみても「つまんないの」と感じたのは今もはっきりと覚えています。 ドラマもバラエティもなにも響いてくるものがない。こんなつまんないものを欲しがっていたのかと思いました。 今、もちろんテレビはあります。見ています。おもしろいと思うものもあります。でもなくても平気。 ネットやテレビや新聞で情報を吸収し“今”についていかないと乗り遅れる。なんかせかせかした感じがありますよね。でも、その情報は全部、もしかすると自分にとっては不要かもしれない。そんなふうに思うことがあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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