四つ葉のふくろう

「○○に行こう！」とか「○○を買おう！」と思ってたのに、途中で気が変わってちょっと予定を変更することありません？　たとえば目的地に行くのにいつもと違ったコースで向かうとか、今晩はカツ丼にしようとスーパーに行ったけど魚を買ったとか…。

　変更して気分がよくなりゃいいけど、逆に、そのせいで失敗！なんてこと、ないでしょうか。

　今日は変更したことで大失敗。恥かきましたよ恥を！

　本日は確定申告最終日。珍しく前もって書類を準備したわたしにとって「あとは届けるだけ！」という日だったのです。

　電車に揺られ税務署に向かっていたら、途中駅で停車したとき、電車の窓から見える、とある建物に垂れ幕がかかっているのを発見しました。
「確定申告は３月１５日まで。お早めに！」と書いてあり、風にそよそよとなびいていたのです。

「な～んだ。こんな近所に税務署あったんだ。ラッキー！！」と思い、進路変更。途中駅で降り、垂れ幕の下がってた建物に行ってみたら…………。
そこは区役所でした（泣）。

　この時点で相当悪い予感がしたのですが、税務署の出張所みたいのもあるかもと思い、区役所に入って「税務署はどこですか」と聞いたら「あんた何言ってんの」という顔で見られ「ここにはありません」と冷たく言われたのです。

　横柄な感じに「カチン」ときましたが
「税務署と区役所間違えてやんの」と思われるのは恥ずかしいなと思い（←小心者）、いったん外に出て、当初行こうとしていた税務署にリンリン電話し、わたしが今いる場所から最短の税務署がどこにあるのか聞こうとしました。

　ところが確定申告の最終日なこともあり、まったく電話がつながりません。

　おまけにやっとつながったと思ったら電波が悪いのか、つながった途端にブチっと切れたのです。

　くー。もう！あったまきたぞと思い、もう一度区役所の門をくぐり、建築課のようなとこで「ここから一番近い税務署どこですか」と聞いたのです。

　すると対応した職員は
「税務署!?????????」
と場違いなでっっっっっっかい声を張り上げ「○○税務署しかありませんよ」と、わたしが最初に行こうとしていた税務署の名前を言ったんです。

　室内は暗い感じだしシ～ンとしてたので、
「税務署!?????????」という声がこだまのように鳴り響いた瞬間、職員全員がこちらをパっと見たのです。

「あの人、区役所と税務署間違えてやんの」とそこで働いてた職員全員に白い目で見られた気がして、もうゲンナリ。気分は最低。

　なんかここまできたら引き下がれないと思い、くやし紛れに
「垂れ幕がかかってて、ここにも税務署があると勘違いしたんですけど！」と言ってやりました。

　しかしこんなこと言わなきゃよかった。

「垂れ幕!?????????　何ですかそれ」と、さらなる大声で聞き返されたのです！
今度は「垂れ幕」の言葉が室内いっぱいに響き渡ったのです。

　悔しいので「確定申告は３月１５日までって垂れ幕ですよ。あれで勘違いしてこの建物に来たんです。あんな垂れ幕まぎらわしいじゃないですか」と恥も外聞も捨てて言い放ち（←でもこだましないように小声で言った）、そそくさと区役所から出てってやりました。

　でも…。そんな垂れ幕見て勘違いした！なんて人、いないんですよね。同じように困っている人見かけなかったし。

　結局時間もないので、確定申告は郵送で送りました。

　進路変更が「凶」と出てこんな目に遭うとは…。もう！！！！！！

今日のふくろう

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