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テーマ:仕事しごとシゴト(23725)
カテゴリ:日々の生活でしあわせ
Pさんは、とある雑誌の編集長。大きい出版社に勤めています。
そのPさんとは仕事上で6年間のおつきあい。編集長クラスの人に対していくらなんでもタメ口きけないわたしですが、Pさんは例外。ばりばりのタメ口です。20歳以上も離れてるのに…。 まあそのぐらいフランクな人ってことにしときましょう。えらいみたいだけど、ぜんぜん編集長に見えないとこがGOOD!! で、そのPさんとまたまた今回も一緒に仕事をしたのです。1つの企画を漫画と一緒に構成していくものでした。 ところがPさん。 構成案を見せても「ああもういい、いい!それでGO!」 漫画を見せても「いい、いい!OK!OK!それでGO!」 原稿を見せても「はいOK! もういい、いい!デザイナーに回して!」 ……とこんな調子なのです。 「あなた、ホントに見てますか??みーてーまーすーかー???」 とこちらが不安になるほど…。 む……。でも編集長クラスになれば、このぐらいの豪快さが必要なのかもしれませぬ。 で、↑の原稿、Pさんに渡ったきり、その後どうなったのかさっぱりわからなかったので、お昼頃、電話をかけました。 すると、忘れた頃にPさんから折り返し電話がありました。 すでに夜11時を回っていました。 「ああ、あれか。もう終わったよ」と、どよんとした声のPさん。 「あ、そう。はいよ」と電話を切ろうとしたら 「おいおい、そんな簡単に切るなよ。オレは落ち込んでいるのだああああああ」と、どでかい声で言うじゃないですか。 ……。 うーむ…。 テンション低いくせに声だけはでっっっっかい模様です。 落ち込んだ理由をいろいろでっかい声で言ってましたが、要約すれば仕事も山積み、新規開拓もどうのだの、まあとりあえず大変な模様です(笑) ひとしきり話したあと、彼女がいるんだかいないんだかよくわかんないPさんは、「家族のありがたみが今さらわかった」だの「周りのみんなは他の恋人作れとか言うけどさ」だのうだうだと、でもでっかい声で言い始めたのです。 わたしはP編集長に負けない声で、キッパリ言いました。 「もう~!そんなに家族が欲しいなら犬でも飼え、犬、犬!!」 「なぬ~い~犬とはなんだ犬とは!! せめて人間と言ってくれ。犬は先に死ぬからイヤじゃーーー人間がいい~人間~」というのです。 「なにいってんのPさん。この間テレビで見た犬は、ゴーヤのおかげで16歳。食べ物次第では16年も生きてくれる可能性だってあるんだからね」 「16年か…む…」(む…と人間と犬を一瞬天秤にかけたPさん…う、うける…) まあ、その後も数十分。「人間がいい」「犬にしろ」「人間がいい」「犬にしとけ」「人間がいい」「そこまで人間がいいなら結婚相談所に行け」……等々の話が展開されました。 「人生相談をお前に持ちかけたオレがバカだった」と言い残しPさんはガチャンと電話を切りました…。 ☆☆☆☆「四つ葉のフクロウ」トップページへ☆☆☆☆ ふくろうグッズやクローバー、インテリアなどを紹介しています
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