四つ葉のふくろう

以下のナサケナイ大事件……。自分の汚名を挽回するためにも、本日はここに詳細を記すことにします。長文ですが最後までおつきあいください……

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昨日、祖父母の家から帰る時間になり、皆に挨拶を済ませ玄関先まで出たところで携帯電話がないことに気づきました。

「おかしいな。携帯電話がない…」

そう言ったら、祖父母の家にいた親戚や両親がみんなあきれ顔。
母は「っとに、いっつもこれなんだから！」と言い、
父は「だらしねーな！」と言い、
親戚は「早く探しな！」と苦笑い。


…………。
一番潜んでる確率の高い自分のリュックを全部ひっくり返してもない。
洋服のポケットを確認してもない。


……イタタタタ……と思いましたが、祖父母の部屋の中を親戚も両親もみんな探し始めてくれたし、時間の問題。すぐに出てくると確信してました。


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チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ、チ……。

10分経過しましたが、どこにもありません。。。。。。（。´Д⊂）
おーい携帯くーん～。
ヘソ曲げずに出てきておくれよ…あんたが戻ってこないと家に帰れないのよ。。。。。。（。´Д⊂）

と、情に訴えてみても出てきちゃくれません…どこにもNothing！！


でも、どう冷静に考えてもなくなるはずあるわけがないんですよ。
ずーーっっと部屋のなかにいて、出かけたのはスーパーに行った一度きり。こんなに行動範囲が限られているなかで紛失するわけないじゃないですか。


イライライライラ……………あぁイライラ！∠（；｀Д´）／


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30分以上経過し、多くの人が探すのをやめ「あきらめモード」の漂うなか、唯一いつまでもはりきってくれたのは、昨日の日記に書いた「先生」でした。


先生は大声で言いました。
「とにかく、可能性は全部考えてみよう」


言うや否や、唯一、外出した先のスーパーに電話をかけ、携帯が落ちてなかったか聞いてくれました。

父親も「どうせスーパーで落っことしたんだろ」と言いました。



わたしはこの時点でドッッッッッッカン！∠（；｀Д´）／
すっごい不機嫌になり逆ギレ。


スーパーになんてあるわけないじゃん∠（；｀Д´）／

確かにズボンのポッケに入れてったけど、携帯が地面に落ちるでっかい音に気づかないほどわたしのことバカだと思ってんの、キーッッ∠（；｀Д´）／



こんな感じでわめきました。


ぁぁぁぁぁぁぁ今思い返すとナサケナイのですが、あのときはかなり真剣。怒りはおさまらず、イライラもおさまらず。ついには。




「言っておくけど」





「わたしのせいで携帯がなくなったわけじゃありませんから！！！！！フン！∠（；｀Д´）／」と言い放ちました。




すると、父に「おまえってやつは…………………………………！！！」と絶句され


「自分で携帯なくしておいて、わたしのせいじゃないなんてフツー言うかよ？？」

「こんなヤツがいるから世の中ダメになるんだ！　おい、『常識選手権』ってテレビがやってたら出場してこい！そんな言い訳誰も認めてくれんからな！」とかなりわけがわからん、意味不明なことを言われ、余計にドッカン∠（；｀Д´）／ときました（笑）。



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「先生」は、上記のような親子のバカ会話がなされてる間も黙々と部屋の中を探してくれました（一瞬だけ探す手を止め、【常識選手権】とメモしてましたが←こういうのを本気でやるから怖い）。


……。。。。。。（。´Д⊂）

センセ、探してくれてありがとう。でも、探す場所がどんどん“マニアック”になってるよ……。


砂糖や醤油が入ってる戸棚など“ありえない”場所の扉を何度も開け閉めしては探してます。皿と皿の間、布団と布団の間、箸箱の中など、隙間というスキマも探し始めました。

ゴミ箱まで掘り返してるのを見ながら、心のなかで

「もう、携帯、出てこないかも…」と半ばあきらめた気持ちになりました。


すると先生は
「携帯がなくなるはずがない！！！！！！！オレの経験上、『え？こんなとこにあったの？？』って場所にあるもんなんだ」

「可能性は全部考える必要がある」と言い、


ついには、軽度の認知症で耳の遠いおじいちゃんに、自身の携帯電話をチラつかせ、


「すみませんが、こういうもの、見かけませんでしたかあああああああ」とでっっっっっかい声で二度も三度も問いかけはじめたのです。


……。ちょっとボケてるおじいちゃんですが、他人の携帯を盗むはずありません。


……。なのに、そんなことわかってるはずなのに。ああ！！！！
わたしもだんだん「これだけ探してないなら、もしやおじいちゃんがうっかりどこかに………！！」という疑惑が芽生えてしまい、同時に、おじいちゃんのズボンのポケットが異様に膨らんでることが気になり始めました。


「おじいちゃん、ポッケに何が入ってるの？」と聞くと、「えーっと、えーっと、鼻をかむテッシュとハンケチ……」との回答。ポケットからブツを出して見せてくれました……。



うわあああああああああああああん。。。。。。（。´Д⊂）
おじいちゃん～、一瞬でも疑ってごめんよーーーーーーーーーーーー。。。。。。（。´Д⊂）

かなり自己嫌悪になり、「こんな思いすんなら、とっとと携帯買い換えよう」と覚悟を決めました。


みんなが一瞬シンとしたとき、ふいにおじいちゃんは本当に大きな声で「なくしちゃったものはしょうがないじゃないか」と言い、続けて

「カメラ屋さんに行く以外あるまいよ…」とナイスなアドバイスをくれました……。

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携帯電話は結局、見つかりました。

先生が、何十回も言ってた「『え？こんなとこにあったの？？』って場所にあるものなんだ」という場所に……。


……先生が持参した、スポーツバッグの中に入ってたとです……。

……先生は、部屋に落ちていた携帯電話を「オレのだ」と思い込み、忘れないようにと自分のバッグの中に無意識に入れてた模様です……。

……誰よりも探してくれた先生を責める人は１人もいませんでした……。


……わたしの携帯電話と先生の携帯電話は、「そっくり」だったため間違えたかもしれないとのことですが、大きさも違うし、色もわたしのはピンク、先生のはシルバーとだいぶ違いがありました……


うーむ……。携帯ひとつでドタバタ劇が繰り広げられました…。


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