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テーマ:たわごと(26892)
カテゴリ:日々の生活でしあわせ
最近、不思議な現象が起こります。ネットを開いたり、テレビを見たり、そうすると必ず目に飛び込むのが小説関連の記事なりニュースなのです。
Yahoo!を開けば「Yahoo!文学賞」が目に入り、テレビをつけたら「芥川賞が中村文則さんに決定」というニュースが流れ、本日のテレビでは、福井晴敏さんという作家の特集がやっていました。 芥川賞受賞者の中村文則さんの天然キャラ、かなりイケると思われます。いい人そうなのでイチオシ。 にしても。 小説家になりたいとか本を出版したいと思う人は本当に腐るほどいるんですね。ちょっと検索しただけでもズダダダダダ……とその手のサイトが並び、圧倒されます。 もちろん。 例に漏れず、会社の人と飲みに行くと、お酒の勢いも手伝って「もうこうなったら一発小説でも書いて当てるしかない!」という話になることがあります。 しかしながら。 楽しいのは「一発当てよう。おー!」「100万とったらビフテキ☆」などと話をしているときのみ。いざ書こうとすると蟻地獄です。 当てるといえば。 わたしは働きはじめてから今まで、編集以外の仕事をしたことがないのですが、この業界は、どうにも博打的要素が強いことをヒシヒシと感じています。 1冊当たれば自社ビル。 そんな雰囲気が漂い、働いている人達も、当人はいたってフツーなつもりでも、博打の要素は見え隠れしているのです。 ところで。 なんでこの仕事を選んだかといえば、「中学生の頃、先生に作文を褒められたから」。 たったそれだけの理由で出版業界を選んでしまい、自分の単細胞を呪うことしばしばです(笑)。人生、中学の時点ですでに間違えたことになります。 そのうえ。 趣味とはいえ小説まで書いたら、本人の意図に反し書きまくりの人生になってしまうじゃないですか。金にもならず、腱鞘炎をわずらうだけです。 しかも。 自分の書くモノは、ネガティブ一直線!!あらゆるネガティブが怒涛のように押し寄せ、精神衛生上悪いったらないのです。夢を与えるだの生きる希望を与えるだの、そういう光らしきかけらがどこにも見当たりません。光を避け、闇に逃げ込むような描写が多いわけです(笑) 出だしの20行ぐらいであまりの暗さにげんなり。どうしてここまでネガティブになれるのか、自分でも理解不能なほど根暗な単語が並び、描写もどんより。自分は、こんなにダーク、ダーカー、ダーケストな人間なのかと我が身を疑います。 お先真っ暗、ファイルを開けるのもためらうほど根暗なモノなんぞ、ゴミ箱へポイだ。シュレッダーで木っ端微塵だ。 シュルシュルシュルシュル~(機械が紙を食べる音)。 ■「四つ葉のフクロウ」トップページへ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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