四つ葉のふくろう

睡眠時、疲れから「金縛り」に遭うことがあります。

「金縛り」の対処法はカンタンで、両足にグッと力を入れ、無理矢理動かせばOK。「こんなもんなってたまるか！」「こんちきしょー！」と憎さを爆発させれば、すぐに解放されます。

が…。先日、台風で帰れなかった京都出張時は…。

行きの新幹線で金縛りに遭い、恥ずかしい目に遭いました。



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わたしの席は、３つ並んだうちの真ん中。
左側には、携帯でやたら話をし、それ以外は咳ばっかしてる中年サラリーマンが、右側には何の特徴もないサラリーマンが座っていました。


発車してすぐお弁当をもりもり食べ、即、爆睡タイムに入りました。
い、いや、一応ね、取材のおさらいをしようと思い、ノートは広げたんですよ。そりゃ、まあ一応はね。


「今日取材するA社は…そうそう、いかに業務を効率化し、非効率な部分を変えたか…」


「効率化、非効率化」


「こうり、ひこうり」


「こ………」

「ひこ………」


コヒコヒコヒコヒコヒ…


グゥzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz



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もうすぐ名古屋という地点で、起きようとしたら事件です。
金縛り発生。

「うっっ…う…うごかん！！！！！！！！！」

「カラダがうごかん、うごかんぞ！！！！！！！！！」


通常の金縛りは「足」にくることが多いのですが、今回の金縛りは、座ってるときに発生したせいなのか、「上半身」にきてしまったんです。
足はほんの少しだけ動くのに、それより上が硬直。



む……。


むーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


うーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！！！！！！！！


と目一杯力を入れても、まっったく動きません。硬直キープ。


目も開きません。

口は開いてます。



口は、開いてます…　。。。（。´Д⊂）

アゴが外れるかも…というぐらい開いてます　。。。（。´Д⊂）


両隣の見知らぬサラリーマンが、わたしを見て笑ってるのではないかと気になりますが、それを確認できましぇん　。。。（。´Д⊂）



開いた口に、スースーと空気が一方的に流れ込むため、喉が次第にカラカラに。どんどん乾燥していきました。


しかしどうすることもできず…。


しかたなく「また寝てしまえ」とフテ寝をはじめたら、２０分ぐらい過ぎた頃でしょうか、途中で突然、全身がフッと軽くなり金縛りはあっさりと解けました。


口が閉まり……。
首が動き………。
目が開き………。


両隣をチラ見したら、左のサラリーマンは爆睡中、右はお弁当の具材を食べやすいように細かく切ることに夢中。


…見られてなかったか…。
…ま、見られててもいっか。どーせ一生会わないしさ…


しかしきついな、新幹線での金縛りは…。二度と体験したくない出来事に加えておきましょう。


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